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ガンダムUCが完結を迎えた。
おもしろかったか?大変おもしろかった。近年のガンダムシリーズでも屈指の出来ではないだろうか?
時間をかけることで、いいものができるという見本ではないかな?
では、ガンダムUCとは何だったのか?
個人的には冨野の手を離れた宇宙世紀シリーズの初めてのガンダムだと認識している。なので、アムロ、シャアやミネバにブライトといった冨野のキャラをどうするつもりなのか?という疑問があった。もちろんストーリーやMSも含めて。
ストーリーとしてはここからF91シリーズに繋がる気がしないというか、まあF91が違いすぎるのか?
箱の中身は随分とつまらない物だったが、現実的にはフルフロンタルの路線が現実的だろうと考えてしまうので、いまいちフロンタルが悪役に見えない、もしくはナウシカの原作のように若さの可能性のみに賭けたギャンブル的なものに思えるのは自分がオッサンのせいだろうか?現実、政治家の言葉にさして重みもないし、時代とともに変わるものだ。河野談話、村山談話すら今では意味の無いものになっているしな。100年も前の話なんて、どうなんだ?
ニュータイプの定義が変わってきつつあるように感じた。
今までも曖昧さを残した定義だったと思うが、さらに超能力的なものになっているのはいかがなものか。サイコフレームのせいもあるけど、結局戦争の道具としてでしかその能力を描けていないのは、どうにもならないのか。でもそんなニュータイプだからこそガンダムの中で意味があるのだろうか?
MSとしては、ガンダムは最強でなくてはならないというバンダイ様の意向もあるのだろうが兵器というよりイデの力?みたいになってしまい、プラモで表現できる範囲を超えていると思う。サイコフレームというイデの力を出してしまい、推進力の無いはずのシールドがファンネルとして自由自在に動き回るのは何かの悪い冗談のようにしか思えないし、サイコシャドーとかサイコシールドとかサイコの安売りでしまいにはMSすら必要なくなるのではないだろうか?
今後はどうなるのか?
ミネバがこのままで終わるようなキャラではないだろうし、閃光のハサウェイにつながるのだろうか?ではバナージは登場するのだろうか?
結局サイドと地球の関係は変わらないだろうし、ニュータイプが爆発的に増えることもないだろう。なんだかんだと同じことの繰り返しなるのだろうか?
ガンダムというジャンルの中で宇宙世紀というのは、冨野のみが作ることができる正史という認識だったが、いろいろ事情があるのだろうが今回のUCで崩れた。今後どうなるのか?冨野は別のガンダムを作るというしオリジンは作られるし、賑やかなのは歓迎だがその中心となるガンダムの定義というものが揺らいだ、もしくは崩壊したと感じるのは僕だけだろうか?
これからでてくるだろう様々なガンダムシリーズに期待と同時に不安も感じる。