年の瀬の一日。コンサートでひと休み。
コンサートといっても一風変わった催しだった。
オーケストラは千葉県少年少女オケ。指揮者は井上道義。
曲目は「ピーターと狼」。
この曲はもともと作曲者のプロコフィエフが青少年に音楽に親しんでもらうために台本付きで書いた音楽である。
その台本の部分を指揮者の井上氏が指揮棒を振りつつしゃべるのだから愉快だった。
井上さんは式台になんかじっとしていない。舞台の上を身振り手振りしながらかけ回っている。
井上さんが狼になったりおじいさんになったりして走りまわるその姿が笑いをさそう。
バイオリンの少年がおもちゃのやわらかいかなづちで井上さんの頭をぽかりと殴ったときには爆笑だった。台本にはないハプニングだったらしい。
楽器にはそれぞれ役割が与えられていて弦楽器は少年ピーターを、ファゴットはおじいさん、ホルンは狼を、小鳥はフルートがになっていた。
二十歳以下の若者のオケということだったが演奏は文句なしに見事だった。
フィナーレに井上さんが持参したほんもののアヒルが登場したのには驚いた。
演奏後にアヒルが井上さんとともに整然と歩いて舞台のそでに去っていったのも見事な演出だった。
コンサートといっても一風変わった催しだった。
オーケストラは千葉県少年少女オケ。指揮者は井上道義。
曲目は「ピーターと狼」。
この曲はもともと作曲者のプロコフィエフが青少年に音楽に親しんでもらうために台本付きで書いた音楽である。
その台本の部分を指揮者の井上氏が指揮棒を振りつつしゃべるのだから愉快だった。
井上さんは式台になんかじっとしていない。舞台の上を身振り手振りしながらかけ回っている。
井上さんが狼になったりおじいさんになったりして走りまわるその姿が笑いをさそう。
バイオリンの少年がおもちゃのやわらかいかなづちで井上さんの頭をぽかりと殴ったときには爆笑だった。台本にはないハプニングだったらしい。
楽器にはそれぞれ役割が与えられていて弦楽器は少年ピーターを、ファゴットはおじいさん、ホルンは狼を、小鳥はフルートがになっていた。
二十歳以下の若者のオケということだったが演奏は文句なしに見事だった。
フィナーレに井上さんが持参したほんもののアヒルが登場したのには驚いた。
演奏後にアヒルが井上さんとともに整然と歩いて舞台のそでに去っていったのも見事な演出だった。