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「マリリン 7日間の恋」

まるでマリリン・モンローが7日間の甘い恋をしたかのような邦題。
でも実際には
「my week with Marilyn」。
マリリン・モンローとの短い恋を経験する男の子のお話。

マリリン・モンロー、当時30歳。
ものすごいクーガーなんだけど、
そんな今風の言葉ではくくれない、
コリン曰く、“女神”。
まさに、女神アフロディテが人となって現れたような女性。
人間の常識なんてまったく通用しない。

天性の俳優であり
すべてが“地”であるのか、または巧みな演技なのか。
彼女自身も
自分がマリリンであるにはどうするべきか、
常に天からの指示を受けて動いているようでもあり
自分というものを見失っているようでもあり
(生まれてから一度も自分を見たことなどないかのよう)
世界一幸せであり、世界一不幸な女性でもある。

彼女ほど運に恵まれたひともいないけど
彼女ほどそれに気付かなかった人もいないだろう・・・
そういうことなのかもしれない。
彼女を羨ましいと思うのは
凡人たるゆえん?

この物語ではサー・ローレンス・オリヴィエ、
そしてその妻ヴィヴィアン・リーすら、凡人にしかすぎない。

自分なら彼女を支えられる、
そんな妄想を抱かせるが、
誰もマリリンを“支え”ることなど不可能。
明と暗、強さと弱さ、傲慢と謙虚。
すべての要素を最大に持っている女性。
今作を見ると、
史上まれに見る、魅力的な女性だったことがよくわかる。


ということで、
マリリン・モンローはセクシーでセックス・シンボルなんだけど
女の目から見ると、セクシーというよりも、
賢くてピュアな女性に見える。
たとえば、服装。
シンプルなブラウスとタイトスカート。
とりたてて胸を開いているわけでも、ミニでもない。
知的なセクシーといった感じだ。

先日、杉本彩姐さんがNHKに出ていた時、
シンプルなシルクサテンのブラウスにタイトスカートだった。
すごく普通。
でも知的な大人セクシーを表現している。
ロヴェルト・カヴァリの洋服だったみたい。
杉本さんはマリリンと比べて、強さばかりが目立つ感じだけど
シンプルセクシー、大人はそれを目指すべきだと
教えてくれているのは共通しているかな。

“ハーマイオニー”エマ・ワトソンが出ていた。
一昨年かなんかに、世界一美しい人にならなかったっけ。
彼女も順調に大人の役者になりつつある感じ。
今作もハーミーを引きずってたけど、
ぴったりの役どころだった。


機会があったら、また見直したい作品。

マリリン 7日間の恋 - goo 映画
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