★we were on a break★

お久しぶり!

『善き人のためのソナタ』・・・つい最近まであったんだと思うと・・

2007-06-02 23:49:03 | 映画
壁が崩壊する5年前のお話。
今までタブーとされていたシュタージ(シタージ)。
(旧東ドイツの国家保安局、旧ソ連のKGBみたいなもの)
もちろん、そういう組織があったのは当然なのですが
シュタージという名前はこの映画で初めて知りました。

家中に盗聴器をめぐらせて、
ターゲットの全てを監視する。
いつ寝て、いつ起きて、いつ食べて、いつ恋人とセックスするか・・・
ある部屋でシュタージの役人がヘッドホンを付け、
24時間体制で見張り続けるのです。
それを知ったら反体制の監視されている側もおかしくなるけど、
その前に、監視している役人がおかしくなってしまうのではないでしょうか。

こんな恐ろしい時代が終わって、
(一応、表面的には。)
本当に良かった。

HGWこと、ヴィースラー大尉が
だんだんと優しい顔つきになっていくのが見どころです。
でもそんなことでは救われない位、辛いことがおきますが・・・
彼の心の中に出来る重石が優しい顔つきとは反対に
彼を苛んでいくのがわかるのが悲しいのです。

最後はちょっと報われます。
シウはラストに泣いてしまいました。

これは忘れられない作品になりそうです。

善き人のためのソナタ

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追記。
シュタージの自宅と、作家の自宅、
ともに部屋のインテリアが素敵でした。
バウハウスの感じが展示とかではなくて
生活に溶け込んでいる感じです。
うまく書けないけど。
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