★we were on a break★

お久しぶり!

『闇の子供たち』

2008-11-11 16:54:22 | 映画
貧しい国だから、そうやって生きていくしかないんだ。

どうどうと、そういうことを言う人達がいます。
買春するのは人助けだとでも言わんばかりに。

そんな事を言う人たちに見てほしい。

幼児性愛のビデオが売買されて
摘発された・・なんていうニュース、
時々聞きます。
こういう風に撮っているのか。
たしかにそのビデオがどこで、
どうやって撮られたものかまで、
ニュースにならないけど、
たしかにどこかで撮られているはずなんです。
タイの子どもたちなら
日本人に顔も似ているし
きっと日本で売れるのかもしれないと思いました。

映画の中で幼児買春をしているのは
欧米人が多く描かれていましたが、
日本人がすごく多いのは予想がつきます。
昔から
「アブノーマルなことがしたきゃ、タイに行け。」
って言われているそうです。
(これはシウ彼に聞いたんだけど)

瀕死の息子の心臓移植を願う日本人の両親、
売春宿で子どもたちを痛めつけて商売をするしかない大人たち、
彼らは加害者であり、被害者。
どうすることもできない“弱み”に付けこまれています。

一番の加害者は貧しさ、ということなのでしょうか。

自分は加害者ではないと言い切れますか?
最悪の労働条件で働かされる子供たちが詰めた猫のエサ缶を買って飼い猫に与えてませんか?
奴隷同然で働かされて採掘させた安いダイアモンドを買ってませんか?
その、ものすごく遠くではありますが買春も延長上にある気がします。

この作品とは遠い世界に見える自分の暮らしの中にも
先進国の人間として見直さなければならないことは沢山あるのだと思います。


闇の子供たち - goo 映画
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6 Comments

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映画は見たことは無いですが (haroharo)
2008-11-11 21:19:07
映画のホームページ見てきました。

貧富の差が生み出している 子供たちにとってこの世の地獄ですよね。
売り飛ばした 親は 子供本人では無いわけですから子供の苦しみがわかるわけがない。
言葉でいくら理解したといっても すべての加害者にとって 被害者の恐怖はわからないのですから。
買う人がいなければ 売る人もいない。

人として生まれたからには 最低限の衣食住と自由は 守られないといけないと思います。
かといって 私自身も まちがいなく間接的に加害者になっているんでしょう。

続きを書こうと思ったけど 先が書けません。
返信する
難しいなぁ (しんちゃん)
2008-11-12 07:27:20
 かといってタイからの輸入品を「あ!タイ製だ!」って買わないことが正しいのかどうか・・・

タイに行ってお金を落とさないほうがいいのか・・・

 仮に国単位で巨額のお金を支援したとしても、この現実から彼らを救える日が来るのかどうか

 本当に難しい問題だと。
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haroharoさん (シウ)
2008-11-12 07:59:57
日本も昔、子どもたちを売っていたと思います。
夜口笛を吹くとヘビが来る、っていうのは
それが語源だといいますよね。
子供は宝ですが
それは全ての国にとって同じ価値観ではありません。
ある国にとっては
子供は労働力の一つ。
アメリカだってそういう時代がありました。
(今も場合によってはそうかも)

国と国とが協力しあうというのは
どういうことなのか、
助ける、というのがどういうことなのか
考えさせられる映画です。
都合良く利用するのではなくて、
本当に助けるということを考えるべきだと思います。
NGOの活動についても映画の中で描かれています。
そこにも考えさせられます。

返信する
しんちゃん (シウ)
2008-11-12 08:09:57
タイ製のものを買わないとか
タイでお金を落とさないとか
そういう方に行くのは間違いかなって思います。
そうなるから暗部はさらに隠されていって
国同士だまし合いみたいになっていくように思います。

この映画を見て、
タイを嫌いになることもないし、タイには行きたいです。

フェアなものだけを買うようにすること、
違法なものを見極める目が大切だと思うのです。
安いからと安易に飛びつかず、
皆が自分を律するべきなのですよね。

誰かが困っている情況は
回りまわって必ず自分にも降りかかるはずだと思うのです。
返信する
難しい問題ですよね。 (ちゃぎ)
2008-11-12 17:55:12
タイって日本人よりちょっと小柄で人懐っこい笑顔が可愛くって、この国に行ったのは一度ですけど、とても居心地が良かったです。
タイマッサージも多分、人件費が安いから我らはその御蔭を享受したんでしょうけど・・・

犯罪をしちゃう人は別にしても、
自分が何が出来るか~って大事な事ですよね。
観光に行って当地で目で見て、お金を落としてくるってのも、悪い事では無いと思うし。
私はフィリピンの女の子の里親になってます(フォスタープラン) どこかの映画にありましたよね。子供に必要な物は、まずは、教育かなと思うんですけど。
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ちゃぎさん (シウ)
2008-11-12 18:37:04
観光に行って、お金を使ったり、日本よりも安い物価を楽しむのは、全然悪いことではないと思います。
正当な商売ですし、
誰も鞭でひっぱたかれて無理やりやっている訳ではないですもの。

教育が一番必要ですよね。
隣のマレーシアはもう先進国と言っても良い程なのに…。

こういう告発映画がこれからも作られるでしょうね。

フォスタープランはすごく有意義な活動です。
何かしなきゃ、を、ちゃぎさんはもう始められているのですね。
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