ちらかった部屋で、シウの大好きなヴィクがシウの大好きなセリフを言う。
「大部分が初めての請求書で、2回目のも少し混じっていた。わたしは3回目のが送られてくるまでは支払いをしない主義である。向こうだってどうしても金が欲しければ、忘れるはずはない。」
恋人が疲れ切ったヴィクを部屋に送ってきたとき、部屋はぐちゃぐちゃ。
「君が家事労働において新たなる低い領域に落ち込んだんじゃなければ、誰かがこの部屋を荒らしたってことだな。」
そう。ヴィクの部屋はいつもちらかっているんだけど、その時は何者かが彼女の部屋を荒らしていたのだ。
でも、たしか格闘したか何かで疲れてたヴィクはそんな荒らされた部屋でそのまま寝ちゃう。
そういう豪快さが大好き。
高校生だったか、大学に入っていたか、
ヴィクと出会ったシウは
たちまちヴィクが生活の一部になった。
その後 ○十年。
ヴィクも年を取ったし、シウもそうだけど
でもサラ・パレツキーは相変わらずヴィクを書き続けている。
その後、スー・グラフトンのキンジー・ミルホーンや、パトリシア・コーンウェルのケイ・スカーペッタも、
シウを夢中にしたけれど
でもヴィクトリア・イフィゲネイア・ウォーショースキーほどじゃない。
そんなヴィクのセリフで
「何が起きようと、それを自分にどう関わらせるかは自分が決める」
これはシウにとって強烈だった。
それ以来、シウの根底はこの言葉でできている。
2月22日はシウにとって特別な日だ。
そして今年は特に。
一昨日夜、シウの友人から心理学者アドラーのことを聞いた。
恥ずかしながら、シウはこの世界三大心理学者的な心理学者のことを
今までよく知らなかった。
フロイトやユングのことだって、それほど詳しいわけじゃないけど。
調べてみたら、日本では心理学者としてフロイトやユングほど一般的ではないみたい。
で、彼女に勧められた「嫌われる勇気」という本をその場でkindleに入れて読み始めた。
すると、それはまさにヴィクだったのだ!
サラ・パレツキーはアドラー哲学の信奉者なのか。
それはわからないけど
シウが10代の後半に出会ったヴィクはシウの性格を作ってくれた大きな存在だけど
それはまさにアドラーだったんだと気付いた。
今日、シウはちょっとした人生の曲がり角を曲がる直前に
自分の考え方を整理整頓し、
そこにラベルを貼ることができたわけ。
なんということ!!!!
友人に感謝であり、
シウの人生がこれほど恵まれていることに
全てのことに感謝しなきゃって思う。
おかえしで
シウさんのご健康とお幸せをお祈りします。
シウさんのブログを読むと元気になります。私の知らない世界も見せて頂き。
嫌われる勇気。確かに凄い勇気ですけど、どうどうとしていて、憧れます、
反発や悪口が耳に入ってもマイウェイを進んでいけたらなぁ
私はいつも悪口を言われたり、いやなことをされたりすると、「あぁ、この人は私を嫌いなんだな~。でも私も嫌いだし!」と思うとけっこう平気になります。
それって身も蓋もない・・・って感じですが(^^
良き1年となりますように。