山登りが大好きで
中国やカナダ、スイス、といった
山関係の旅行ばかりしていた母だけど
最近観光旅行にも目覚めている。
ずっと面倒を見ていたシウ弟夫婦の娘も中学生になり、
自分の責任も無くなったからか。
代わりにシウ父が弱ってきてはいるけど
「死に目に会えなくても仕方ないわ。」
と、お構いなしだ。
(シウ父もまだそこまで弱ってはいないが)
ということで
今月ギリシャに行くそう。
友人が申し込んだツアーだから
どこに行くのか全然知らないらしいけど
きっと地中海クルーズとかするんだよね。
シウとシウ彼も
20年くらい前にギリシャに行ったことがある。
南ヨーロッパを旅行していて、3日間位居ただけだけど。
でもシウはギリシャがとても気に入った。
もともとギリシャ神話が大好きだし
暖かい国だし。
青い空と白い壁の家、青い窓枠に飾られた花。
むやみに花を飾っている観光地とかが好きではないけど、
ギリシャはあの青空があるから
すべてがマッチしていて、とても美しく感じたことを覚えている。
そして、どこかの島へ渡ったとき、
そこの港にシーフードのお店がたくさん並んでいて、
呼び込みみたいな人たちが
『イカ タコ エビ』
と日本語で書いた看板を持って、
「イカ!タコ!エビ! あるよ!」
と日本語で叫びながら近づいてきたのも、
ものすごく印象的だった。
こんな遠くの国でも日本語を話す人々がいて面白いと思った。
そこで食べたシーフード料理は
オリーブオイルと塩味の味付けで美味しかったのも覚えている。
実はシウはギリシャの島のどこかでカメラを盗まれてしまったのだけど、
もともと昔から記念写真はどうでもよいと思っていたので
あまり残念でもなかった。
パルテノン神殿が見られたのも感激だった。
ゼウスやアポロン、シウの大好きなアテナが
ここに集っていたのかと、歴史の大きさを感じたものだ。
アテネの町は埃っぽかったという印象が大きいけど、
ギリシャはシウにとって“絶対にまた行きたい場所”なのだ。
そんなことを思い出し、
シウ彼に、シウ母がギリシャに行くという話をすると・・・・
「へぇ~。
ギリシャってあまり覚えてないな~。」
「あ、イカタコとか言って近づいてくる人がいて、興ざめだった。
うっとおしかったよね。」
「そうそう、カメラ盗まれたよね~」
「もう2度と行かないけど。」
と、顔をしかめながら言った。
シウはそれを聞いて、かなりのショックを受けた。
そうなのだ。
同じ旅をしていたのに
シウはすべてが良い思い出、
シウ彼にとっては、苦い思い出になっていたのだ。
すべてを良い方だけに受け取って、
楽しい思い出にしているシウと
すべてを悪い方に受け取って、
もう二度と行かない、と言うシウ彼。
この真逆の感覚のシウたちは何なんだ!
だいたい、シウ彼は、なんでもネガティブに受け取るのだ。
食べ物にしても、
シウは美味しいだろうと思って食べるから
食べる前にすでに80パー位は「美味しい!」という言葉を用意している。
さながらグルメ・タレントのようにだ。
しかし、やつが食べるのを見ていると、
どうも“ダメなところ、嫌いなところを探りながら・・・”食べている感じ。
めったに美味しいなんて言わない。
そしてまずは、マイナス点をあげつらう。
やつがポジティブなのは、銀行の融資を受ける時位だな。
20年間、シウが素敵な思い出として心にしまってきている間、
やつは隣でいやな思い出として封印していたということがショック。
ということは
ほかの旅行だって、
ことごとくそんな感じなのかもしれない。
シウの美しい思い出にこれ以上泥を塗られたくないから、
やつとはもう旅行の話はしない。
というか、今後もどうだろう。
そんな人と一緒に旅をしてよいのだろうか。
今年、念願のスイスに行かないか?と誘われたけど
そんな気分になれないぞ。
考えてみると、シウ母はシウ父とは旅行に行かない。
初めてその理由がわかった気がする。
「あなたたちがテストで99点を取ると、
なぜ満点じゃない?と、まずは怒る。」
という父だからなのだ。
シウとシウ彼、とても仲良しだけど
いつも楽しい思いをしていたのはシウだけで
シウ彼はそうでもなかったのかもしれない・・・
と思うと、人生をだいぶ無駄にしたようでムカつく。
というか、無駄にしているのはやつの方だけど。
分かち合っていなかったのかと思うと大ショックなのだ。
フン。
ま、シウも昨年から友人と旅行会を始めたし、
やはりシウ両親のようになっていくのだろうか。
それはそうと、
あの美しいギリシャの島で、
港の素敵な呼び込み男たちが
今はきっと
「イカ!タコ!エビ!」と、
中国語で叫んでいるのだろうと思うと、
それもちょっとくやしい。
中国やカナダ、スイス、といった
山関係の旅行ばかりしていた母だけど
最近観光旅行にも目覚めている。
ずっと面倒を見ていたシウ弟夫婦の娘も中学生になり、
自分の責任も無くなったからか。
代わりにシウ父が弱ってきてはいるけど
「死に目に会えなくても仕方ないわ。」
と、お構いなしだ。
(シウ父もまだそこまで弱ってはいないが)
ということで
今月ギリシャに行くそう。
友人が申し込んだツアーだから
どこに行くのか全然知らないらしいけど
きっと地中海クルーズとかするんだよね。
シウとシウ彼も
20年くらい前にギリシャに行ったことがある。
南ヨーロッパを旅行していて、3日間位居ただけだけど。
でもシウはギリシャがとても気に入った。
もともとギリシャ神話が大好きだし
暖かい国だし。
青い空と白い壁の家、青い窓枠に飾られた花。
むやみに花を飾っている観光地とかが好きではないけど、
ギリシャはあの青空があるから
すべてがマッチしていて、とても美しく感じたことを覚えている。
そして、どこかの島へ渡ったとき、
そこの港にシーフードのお店がたくさん並んでいて、
呼び込みみたいな人たちが
『イカ タコ エビ』
と日本語で書いた看板を持って、
「イカ!タコ!エビ! あるよ!」
と日本語で叫びながら近づいてきたのも、
ものすごく印象的だった。
こんな遠くの国でも日本語を話す人々がいて面白いと思った。
そこで食べたシーフード料理は
オリーブオイルと塩味の味付けで美味しかったのも覚えている。
実はシウはギリシャの島のどこかでカメラを盗まれてしまったのだけど、
もともと昔から記念写真はどうでもよいと思っていたので
あまり残念でもなかった。
パルテノン神殿が見られたのも感激だった。
ゼウスやアポロン、シウの大好きなアテナが
ここに集っていたのかと、歴史の大きさを感じたものだ。
アテネの町は埃っぽかったという印象が大きいけど、
ギリシャはシウにとって“絶対にまた行きたい場所”なのだ。
そんなことを思い出し、
シウ彼に、シウ母がギリシャに行くという話をすると・・・・
「へぇ~。
ギリシャってあまり覚えてないな~。」
「あ、イカタコとか言って近づいてくる人がいて、興ざめだった。
うっとおしかったよね。」
「そうそう、カメラ盗まれたよね~」
「もう2度と行かないけど。」
と、顔をしかめながら言った。
シウはそれを聞いて、かなりのショックを受けた。
そうなのだ。
同じ旅をしていたのに
シウはすべてが良い思い出、
シウ彼にとっては、苦い思い出になっていたのだ。
すべてを良い方だけに受け取って、
楽しい思い出にしているシウと
すべてを悪い方に受け取って、
もう二度と行かない、と言うシウ彼。
この真逆の感覚のシウたちは何なんだ!
だいたい、シウ彼は、なんでもネガティブに受け取るのだ。
食べ物にしても、
シウは美味しいだろうと思って食べるから
食べる前にすでに80パー位は「美味しい!」という言葉を用意している。
さながらグルメ・タレントのようにだ。
しかし、やつが食べるのを見ていると、
どうも“ダメなところ、嫌いなところを探りながら・・・”食べている感じ。
めったに美味しいなんて言わない。
そしてまずは、マイナス点をあげつらう。
やつがポジティブなのは、銀行の融資を受ける時位だな。
20年間、シウが素敵な思い出として心にしまってきている間、
やつは隣でいやな思い出として封印していたということがショック。
ということは
ほかの旅行だって、
ことごとくそんな感じなのかもしれない。
シウの美しい思い出にこれ以上泥を塗られたくないから、
やつとはもう旅行の話はしない。
というか、今後もどうだろう。
そんな人と一緒に旅をしてよいのだろうか。
今年、念願のスイスに行かないか?と誘われたけど
そんな気分になれないぞ。
考えてみると、シウ母はシウ父とは旅行に行かない。
初めてその理由がわかった気がする。
「あなたたちがテストで99点を取ると、
なぜ満点じゃない?と、まずは怒る。」
という父だからなのだ。
シウとシウ彼、とても仲良しだけど
いつも楽しい思いをしていたのはシウだけで
シウ彼はそうでもなかったのかもしれない・・・
と思うと、人生をだいぶ無駄にしたようでムカつく。
というか、無駄にしているのはやつの方だけど。
分かち合っていなかったのかと思うと大ショックなのだ。
フン。
ま、シウも昨年から友人と旅行会を始めたし、
やはりシウ両親のようになっていくのだろうか。
それはそうと、
あの美しいギリシャの島で、
港の素敵な呼び込み男たちが
今はきっと
「イカ!タコ!エビ!」と、
中国語で叫んでいるのだろうと思うと、
それもちょっとくやしい。
でも、一番大切なことは相手を尊敬できる点がひとつでもあることかな。
尊敬できる点がひとつでも・・・
シウ彼については
ネガティブな点も仕事上必要だし
尊敬できる点しか、ありません。
同じ趣味じゃなくても
同じ趣味の友達と楽しむという楽しみをシウに与えるため
真剣に仕事してくれているわけだし。
しんちゃん家もそんな感じ?
そういうのがほぼ同じレベルなのね。
なので同じ事柄で笑えるし、泣けるしって感じかな。
嫁に言わせたら、一緒にいるのが苦痛ではないらしい(笑)私は最近二人っきりになると変に緊張するけど(爆)
シウ弟夫婦がそんな感じです。
ところで・・・
変な緊張って????
ここでは書けない(爆)