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「パリよ永遠に」

パリには1度だけ行ったことがある。
当時はまだ若くて
この先何度も訪れる機会があるだろうと
ルーブルとオルセーをゆっくりとまわり、
シャネルやエルメスで時間をつぶし、
カフェでいつまでもグダグダするという
ものすごく贅沢な旅をしてしまった。
今ならもう二度と来られない!って感じで
バリバリ動くだろうな~
若さってそういうものだよね。

そんなパリ通でもないシウですら
この映画はぞっとする。
何故かって
もしもあのヒゲの狂人の気まぐれが実行されていたら
ルーブルもオルセーもノートルダム寺院のバラ窓もセーヌにかかる美しい橋の数々も
絶対に見ることができなかったからだ。

おそらくパリを舞台にしている、というだけで名作のようになっている映画作品も存在しなかっただろう。

もしもパリを破壊してしまっていたら
世界中は今もドイツを許さなかっただろうな。
一人の狂人のせいでは済まなかったと思う。

ドレスデンを破壊されたドイツ人は
徹底的に(がれきの一つ一つに番号をふるとかして)再建したと聞いた。
パリが破壊されていたら、フランス人はそんな風に再建しただろうか。

・・・してるわけないな。

でももしかしたら、今のパリに負けない、さらに美しい別なパリを作っていたのは確かだと思う。

とはいえ、
パリが生き残り、
ドイツが今や世界を牽引している。
最悪の時代だけど
今の素敵につながってはいると感じる。
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