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『闇の列車、光の旅』

日系人監督らしい。

生きているだけで幸せなんだと
こういう作品を見ると思う。

普通にしていれば最低限生きることは保証されている世の中に生きているシウたちには
本当に遠い世界。
だって、
生きるために命をかけないとならないんだもの。

生きていける補償がない世界に生きなきゃいけないから
人殺しなんてなんとも思わない。
だって殺さなきゃ殺される。
まだ小さな子も
自分の力で生きる道を探さなきゃならない。

あまりにも悲しすぎる南米の状況。

ゲバラの南米が皆で一つの国になればいい。
そんな言葉を思い出す。
平和の実現ってあるのか。

人間らしく生きる、
なんていうのは彼の地では贅沢にすぎない。
どんな風にでも、ただ生き延びることができれば・・・
それだけしかない世界。
人間らしさを考えた瞬間、
もう生きることは許されなくなってしまう。

南米中の国からアメリカを目指す人々。
でもたとえアメリカに無事たどりついても
彼らにはどんな生活が待っているのか。

心に深く印象を残す作品だけど
辛い気持ちでいっぱいになってしまう。


闇の列車、光の旅 - goo 映画
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