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山本やよい著 『わたしのボスはわたし』

=わたしのボスはわたし= 
誰の言う事も聞かず、一匹狼で生きていくこと・・
というわけではなく、どんな情況においても、
自分の人生を人のせいにせず、
自分の意志で自分の人生に関わらせることが大事、
ということだと思う。


激しいタイトルですが
これは山本やよいさんがずっと翻訳し続けている
サラ・パレツキーのV・I・ウォーショースキーシリーズ、
主人公のV・I(ヴィクトリア・イフィゲネイア)
について書かれたエッセーです。

第11作目、『ハード・タイム』を
出されたところあたりで書かれたもののよう。
先日読んだ『ビター・メモリー』は
原題トータルリコールとして紹介されています。

20年ほど前、32歳で初めて描かれたV・Iも
ビター・メモリーでは43歳になっています。
当初はそれこそ猪突猛進、危険なことほど燃える感じのV・Iですが、
43歳ともなれば、
恋人とすごす時間が以前よりも大事なものになったりしています。

でも、相変わらず、
自分のボスは自分。

ただ誤解したくないのは
自分勝手で、人の言う事を聞かない、
他人への思いやりを持たない、
そんなことではなく、
自分のことは全部自分が責任を取る、
っていうことなのだと思います。

権力者に向って食いつき、
窮地に陥っても自分の力で脱出する。
誰も頼らず、
弱者は助けずにいられない。
そんなヴィクは生きていくシウのお手本です。
なかなか理想通りには生きられないけれど、
でもヴィクのこの言葉はシウの基本です。

=何が起きても、それを自分の人生にどう関わらせるのかは自分が決める事。=
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