講談社文庫なのだけど、
文字が巨大で実質どれくらいのページ数なんだろうか・・
と思うほど、
本当に“あっという間”に読めてしまう。
でも、宮城谷作品ならではのテイストが詰まっていて
心に残る作品。
中国、楚漢戦争の後の物語。
高祖(劉邦)亡き後、呂太后が権勢を振るっているころ。
貧しい名家竇(とう)家の娘猗房(いぼう)が
長老に推されて、漢の王室に入ることに決まるところから始まる。
猗房(いぼう)が竇姫となって
やがて漢王の皇后・皇太后となるまでを描く。
貧しいながらも竇家の人々が心豊かで
一家の大事な働き手でもある娘がとられてしまうのに、
「せめて猗房が幸せになれるなら。」と
家族がお互いに思いやるところが素敵。
ラストにはそんな家族に用意されたハッピーエンドを楽しめる。
呂太后は
戚夫人への有名な残酷な仕打ちがあるけど
この本でもかなり酷い人間に描かれている。
恐怖で人は治められないという
昔からの歴史の繰り返し。
ところで
介子推のことがここでも触れられている。
宮城谷さんはそうとう介子推がお気に入り?
文字が巨大で実質どれくらいのページ数なんだろうか・・
と思うほど、
本当に“あっという間”に読めてしまう。
でも、宮城谷作品ならではのテイストが詰まっていて
心に残る作品。
中国、楚漢戦争の後の物語。
高祖(劉邦)亡き後、呂太后が権勢を振るっているころ。
貧しい名家竇(とう)家の娘猗房(いぼう)が
長老に推されて、漢の王室に入ることに決まるところから始まる。
猗房(いぼう)が竇姫となって
やがて漢王の皇后・皇太后となるまでを描く。
貧しいながらも竇家の人々が心豊かで
一家の大事な働き手でもある娘がとられてしまうのに、
「せめて猗房が幸せになれるなら。」と
家族がお互いに思いやるところが素敵。
ラストにはそんな家族に用意されたハッピーエンドを楽しめる。
呂太后は
戚夫人への有名な残酷な仕打ちがあるけど
この本でもかなり酷い人間に描かれている。
恐怖で人は治められないという
昔からの歴史の繰り返し。
ところで
介子推のことがここでも触れられている。
宮城谷さんはそうとう介子推がお気に入り?
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