7月16日(月)、
晴れ時々曇りとの予報ですので、前々から気になっていた「日本一長いトンネル」と「日本一高い峠道」に出かけてみることにしました。
"最○端"や"日本一の○○"と聞くと行ってみたくなりますよね~。 ツーリングを楽しまれている方の中にも多いんじゃないでしょか?
なるべく行きと帰りで同じ道は通りたくありませんから、ぐるっと回るルートを検討し、
埼玉県の秩父から山梨県へ抜けて勝沼から帰って来ることにしました。
問題は 全行程が400kmぐらいと長くなることと、東京・埼玉の西部はまったく土地勘がなく、道に迷うんじゃなかろうかと ちょっと不安なことです。
ナビでも付いていれば問題ないんでしょうけど、そこで、100円ショップで買ったクリアファイルに地図を入れてタンクに縛り付けて行くことにしました。
ちょっと恥ずかしいけど、道に迷うよりましです。
ってことで、5時半出発。
なるべく判りやすい道ってことで、R16を北上し入間付近(小谷田?)からR299で秩父を目指します。
途中の八王子バイパスは、ETCが使えますのでスンナリ通過です。
スーパーカブでは料金所の前で左に寄せて止まって、小銭(¥30)をしっかり握りしめてから、料金所に突入していました。
でも、あらためて料金表を見てみると、原付(125cc未満)が¥30で、軽自動車等が¥250って差があり過ぎではないでしょうか?
ピンクナンバーのスクーターなんかこのバイクと同じか速いぐらいですから、¥200ぐらいは取って妥当な線だと思います。
そんなこんなで、7時半には秩父へ到着しました。
休日の朝にしては車が多いように感じられましたが、ここまでは順調です。 やっぱりツーリングは朝早く出発するに限りますな~
まずは、秩父神社に参拝して、
まだ時簡に余裕がありそうなので、駅前や商店街を散策してから、道の駅ちちぶ で休憩です。 はじめて訪れた秩父は思っていたより大きな街でした。
しかし、ここから見る武甲山はちょっと悲しくなる姿です。
昔から石灰石(セメント)で繁栄したところかと調べてみると、↓↓↓そうでもないみたいでした。
鎌倉時代になると、秩父地方に鎌倉仏教の信仰が広まりました。この時、西国33ヵ所、板東33ヵ所と並び、日本百番霊場に数えられている「秩父札所34カ所」が成立しました。
江戸時代に入ると、絹織物産業が盛んになりました。
そして、明治、大正に至るまで、秩父は織物産業を中心に発展していきます。
大正3年、熊谷から秩父までの鉄道が開通すると、秩父市の産業は急速に発展していきます。
繊維「秩父銘仙」をはじめ、武甲山石灰石採掘によるセメント業、農林業などが秩父地方の経済を支えてきました。
なんだかんだで2時間ぐらいふらふらしてしまい、9時半過ぎにやっと「日本で一番長いトンネル」に向かってR140(彩甲街道)を甲府方面へ走り出したのでした。
しかし、今日の秩父は朝から暑かったです。
ここからちょっと急ぐことにして、三峯神社はじめ秩父湖周辺の観光はパスです。 今度は、羊山公園の芝桜を見に来ることにしましょう。
途中、地図を見ていて”なんだろう?”と思った「出会いの丘」に寄って見てみました。
建物は立派でしたが、閑散として道の駅でもなさそうだし、なんなんでしょうかね?
豆焼橋や奥秩父トンネルはよく見えます。 でも、残念ながら素敵な出会いは期待できそうにありません。
そして、10時半 雁坂トンネル にやってきました。
ここは、埼玉県秩父市と山梨県山梨市を結んでいて、長さ6625メートル、一般国道の山岳トンネルとしては日本最長だそうです。
1998年4月23日に開通だそうで、どれくらいの期間と建設費が掛かったのでしょうかね(?)。
ちなみに、自動車用トンネルの最長は関越トンネルの10626mです。
管理は山梨県道路公社ってことでETCは使えませんでした。
二輪車(軽自動車)の通行料金は¥560 歩行者と自転車は通行禁止です。
原付が¥70! 今日は、二輪車(軽自動車)と原付の通行料金の差が気になる日です。
でも、トンネル内は80kmぐらいで流れてましたから、スーパーカブで来ていたら苦しい展開になっていたかもしれません。
トンネルの中間付近が県境ですので、ここはもう山梨県です。
R140を一気にくだって、道の駅まきおか でルート確認を兼ねて長めの休憩を取り 2番目の目的地である大弛峠へ向かいます。
「目の前のトンネルを抜けてすぐ右折して、つき当たったら右折で、後は ず~~~っと道なりです」
何も買ってないのに、ありがとう御座いました。
県道210号で琴川ダムまで10数kmで、そこから県営林道川上牧丘線で大弛峠まで15km程です。
天気は最高、木々の間から見える景色に見とれてしまいます。
12時半頃に大弛峠に着きました。
この峠は、標高2360mで自動車車両が通行できる日本最高所の車道峠なのです。
乗鞍スカイラインがマイカー規制により通行できなくなったので、表富士周遊道路(富士山スカイライン)に次ぎ、
一般のマイカーで到達できる2番目の標高地点で、峠としては最高地点とのことです。
車が通行できる峠ですから、当然 反対側にも道があって長野県南佐久郡川上村へ続いているのです。
川上村営林道村道川上牧丘線で、もちろん走りに行きました。
でも、数km程下って引き返してきました。
もともと荒れている道なのに、最近の大雨のためかガレ場と化していて 一人で走るには勇気が必要なようです。
途中、工事用の重機が何台か止まっていて修復工事をやりそうなので、次回ってことにしますかね。
ってことで、せっかくここまで登って来たので「夢の庭園」へ行って見る事にします。
看板に徒歩15分と書いてあり、ちょっと躊躇しましたけど...
5分程で着きました。
山梨側は登ってきた県営林道川上牧丘線がよく見えます。 長野側の景色も素晴らしいですね。
さて、時間も14時近いし、ここからだと家まで150km弱ぐらいありますから、そろそろ帰ることにしましょう。
来た道をずんずん下って、塩山でちょっと休憩して、勝沼からR20に入ります。 それにしても今日も山梨は暑かった。
その後、笹子トンネルを抜けるまでは順調でしたが、大月の手前から大渋滞で路肩も走れず、汗だくでやっとR139の分岐にたどり着き、
道志(R413)、宮ヶ瀬経由で18時半帰宅となりました。
今日は疲れ果てて、宮ヶ瀬の鳥居原ふれあいの館前での"帰ってきました記念写真"を撮る元気もありませんでした。
そして、いつもの一言「我が家が一番!」
そう言えば、昼飯を食べるのも忘れて走り続けたので、お腹ぺこぺこです。 食べ物の写真がないとブログらしくないので夕食の写真でも
質素な夕食ですね~。 貧乏なのは間違いありませんが、食べ物に困っているほどではありません。
野菜中心のこのような食事が好物なだけですので、誤解がないように...
いつもながら、グルメと温泉には まったく縁のないツーリングでした。
では、では、
走行距離 : 410km
燃費 : 36.3km/l(~秩父)、39.4km/l(~大月)
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序盤の16号や299号~秩父までは僕も良く知っている風景なもんで記事に観入ってしまいました
その上先日は出会いの丘から諸事情であえなくUターンをしてきたばかりです
自販機も無く驚いたのを記憶しています
次回は雁坂トンネル抜けたいです
出会いの丘は、なんだか殺風景な感じでしたけど自動販売機がなかったんですね。 今になってそうだったような気がしてます。
ぜひ雁坂トンネルにリトライしてみてください。 交通量が少なく快適に走れますが、普通のトンネルで話のネタにしかならない思いますけどね。
これから、ちょくちょく奥多摩や秩父方面へも足を延ばしてみようかと思ってますので、よろしくお願いします。
では、では、