ゆう’sful LIFE

感染予防と看護について考えたことや勉強したことを綴っています。

放射線治療が終わり…

2020年12月08日 | 病気のこと
放射線治療が11月上旬に終わり、今はノルバテックスの内服をしています。
もうすぐ4週間になりますが、一番懸念していたホットフラッシュはなく、忙しさに紛れて日々を過ごしています。

放射線治療が終わってから、患側の胸や腋窩の痛みがずーんとくることがたまにあります。
内服を始めてから2週間目の血液検査で肝機能が悪くなっていたので、今週末再診です。
合わなければ薬を変えるよう…標準的な方法でいけるといいんだけどなあ。

病院の方は、COVID-19の嵐がすごく、当院でもついにクラスターが発生しました。
初動でうまく囲めているのですが、潜伏期間が長いので、10日経過した頃に患者がぽこっと喉が痛いとか言ってPCR陽性になったりします。
もうすぐ終息宣言できそうなのですが、今回のことでうちの病院の組織としてのダメな部分が駄々洩れ状態でした。
病院幹部(特に看護部長と事務部長)は、アドレナリンが出まくるのか、あれ聞いてないとか、これ聞いてないとか、ヒステリックになるので距離を置きたいのですが
部長室前の会議室を本部にして、そこにずっと詰めていてください(つまり何か聞きたいときに近くにいろ)と軟禁状態にされています。
こんな扱いあるんだ…と、びっくりするやら、あきれるやらです。

他の病院もそうでしょうが、こういう時にICNの業務量が膨大になります。
でも、応援がいるわけでもないので深夜まで残業(一応がん患者)していても、上司はほったらかしで帰ります。
私はこういうの慣れてるのですが、感染管理担当者のメンタルヘルスは、もうボロボロなんじゃないかなと思います。
感染したスタッフや当該病棟のスタッフのメンタルケアだけでなく、ICNのメンタルヘルスも考えてほしいです。
うちには、もうひとりICNがいるので。
悲鳴を上げないと、手が差し伸べられないのが、今の現場なんだなあとしみじみ思っています。

有事に、誰かのせいにしたくなる一部の病院管理者とか、がっかりすることが多すぎて
ホントにコロナは疲弊させる、いろんな意味で。

早く辞めたいなー



市歯科医師会研修

2020年11月09日 | 病気のこと
市の歯科医師会主催の研修で登壇してきました。
このコロナ禍で、歯科医の診療率は3割減とのこと。
春以降、まだ回復しておらず、色々な意味で大変な状況だそうです。

歯科領域にはPPEが入ってきにくいままなので、使いたくてもなかなか使えない状況もあるとのこと。
高速ハンドピースや超音波スケーラーを使用するので、エアロゾルが発生しやすい手技は多々あります。
一方で、日常的にマスクやゴーグルを着用しているので、実は歯科診療所でのクラスター発生の報告は見当たりません。
標準予防策の徹底が大切ということでしょう。

今回、1日で3つの研修を開催されていました。
ですので、長丁場。
これは、ウェビナーだと参加しにくいというご高齢の歯科医の先生がおられるからとのこと。
開催にあたっては、集合を避けるべきとか、悩ましい点がたくさんあったそうです。

歯科領域は、感染管理としてかかわることは少なかったのですが、実は患者としてはベテランです。
しれっと通っていますが、今日の参加者の中に主治医がいなかったことを祈るばかりです。

さて、乳がんの放射線治療が金曜日で終わりました。
心配していた皮膚炎も軽く済んでいますが、ここにきて痛みが少しあります。
服薬するほどではないのですが、やはりいい気持ちはしないものです。

昨日は介護施設で新しく県が建築したプレハブ療養所の指導に行ってきたので
この週末はお休みがありませんでした。
しばらく、お休みがありませんが、隙間時間に読書をして気分転換をしています。
最近は、山口絵里子さんの「自分思考」を読了。
私は、mother houseのバッグを愛用しているのですが、単に使い勝手がいいというだけでなく
彼女のポリシーに共感するところがあるからです。
私にはない少し無鉄砲な感じとか、すごく「そうだよね!」と共感できるところとか、読んでいてとても楽しい時間を過ごしました。

放射線治療 その①

2020年10月23日 | 病気のこと
更新が滞っていましたが、術後2日目(!)に退院し、1週間は自宅で療養し、職場復帰しました。
計2週間のお休みだったので、病院の人たちは、夏季休暇だと思っていたようです。

そこからは、術後とは思えない普通の仕事をしていて
副看護部長さんも、提出した診断書を見て、あらためて乳がんだったんだな、元気すぎるからウソみたいに思っていたと言っていました。
退院後1週間目に再診し、自宅近くの大学病院で放射線治療のため紹介受診をしました。

が、ここでちょっと問題が。

続きはまた…

手術

2020年09月12日 | 病気のこと
火曜日に乳房部分切除とセンチネルリンパ節生検を受けてきました。
月曜日に入院し、火曜日の午後にOP

手術は13時入室、15時には帰室していました。
以前、全麻のOPをした時は、抜管後の喉のイガイガがとても辛かったり、下肢のフットポンプと弾性ストッキングが辛かったのですが
今回はそこまでではなく。

でも、夜になってからPONVに悩まされ、水曜日の昼も嘔吐してしまいました。
夜は眠れなくて長かったなあ。

水曜日POD1の朝、先生の診察があって、バルン抜去、点滴は抗菌薬投与後に朝抜去、モニター除去、で午前中にはフリーになっていました。
そして、POD2の昨日、退院しました。
早すぎるでしょーといわれましたが、先生からも帰っても大丈夫だよと言われたので無事退院となりました。

入院することを周知しているわけではないので、POD1でもガンガンメールが来るので
スマホで返しつつ、私突然死できないなあと思ったりしました。

術後は痛みも自制内なので、寝る時にちょっと腋の下がもこもこ痛むのですが、普通に生活しています。
ただ、1週間は肩を上げないようにと言われているので、それがうっかりやりそうで心配です。

ステージ1で、リンパ節転移もなかったので、郭清はしませんでした。
傷もとても小さいです。
ただ、やはり放射線療法はしなくてはならないようで、また通院生活が始まります。

今回、入院中に知人の知人とか、講演を聞いた先生がいたりとかで、意外とバレバレでした。
自施設にはしなかったけど、ダメですね。

そして、人間ドックでのマンモグラフィーはやはり大切だし、女性は好発年齢になったら毎年受けてほしいと思いました。
私は6月に小さいのを見つけて、8月まで待っていましたが、性質上あまり大きくはなりませんでした。
でも、中には成長が早いものもあります。
女性はセルフチェックをしてほしいし、あれ?と思ったら早く診察を受けてほしいです。

術前検査

2020年08月27日 | 病気のこと
来月早々に手術を受けることになり、昨日はMRIを受けに行ってきました。
うつ伏せで長時間ばんざいの姿勢は結構きついので
これは調子の悪い患者さんにはしんどいだろうなあと思いました。

体制もですが、音が大きくてきつい。
MRIの大音響は、今のテクノロジーでなんとかできそうなもんだけど
できないんですかね。

腫瘍の病理は混合型でしたので、ちょっとリンパ節転移の有無が心配です。
それよりも、生検した後のじわーっとする痛みがやな感じ。

なぜだろう、淡々としている私である。

病気のこと

2020年08月24日 | 病気のこと
匿名ブログではありますが、筆者が誰かを知っている人もいるかなと思い、どうしようか迷ったりするのですが
この経験を共有することで、参考になる人もいるかもしれないと思い綴ることにしました。

6月16日に左乳房に小豆大の腫瘤を感じたので、勤務先の先生に相談してエコー検査をしました。
皮膚に近い位置に直径1cm強の腫瘤があって、J医大の先生にエコーの写真を送って相談してくれました。
そんなに悪いものではなさそうだが、生検してみないとわからないとのこと。
皮膚に近い位置で、小さく、穿刺が難しそうとのことで、先生はためらっていました。
8月に毎年人間ドックを受けていたので、”悪いものではなさそう”という言葉もあったので、8月まで経過をみることにしました。

そこからしばらく腫瘤のことは忘れていたのですが、人間ドックの前日に鏡で見たときに皮膚のひきつれがあるのに気付きました。
これは、あんまりよくないんじゃないかなと思い。

8月11日にドックを受け、翌12日に病院から電話。
すぐに受診してほしいとのこと。
15日に組織診を行って22日に結果を聞きに行ってきました。
結果は乳がん。
発生頻度の少ない粘液がんとのことでした。

粘液がんは、進行がゆっくりで、比較的予後がよいがんです。
とはいっても、がんはがんなので、オペや通院治療が必要です。

がん告知を受けた時の感情って、わーとかじゃなく、じわじわ来る感じで、やっぱりなあと比較的落ち着いていました。
すぐにしたのは、日程の確認。
引き受けている仕事を調整しないといけないかもしれない。
帰りの電車でスマホばかり見ていたので、2回も電車を降り損ねてしまいました。

今日、副看護部長さんへ話しました。
検査や入院で病院を空けることになるので。
私も泣かないのに、副部長さんが泣いてくれました。
そうか、泣くようなことなんだなと実感。
淡々とししすぎていて、何考えてるかわからないみたいです。

なんでしょうね。
最近、老化が進んで、おばあちゃんになるの想像できないなあなんて思っていたから
本当に想像で終わるのかもしれないとか思うと、それもそれかと思ったりするのです。

やりたかったことができなくなる(たとえば登山はしばらくできない…コロナでどっちにしてもできない)とか
そういうのはちょっと嫌だけど。

そうそう、昨日、テレビで堀ちえみさんが歌っているのを見ました。
がんばってるなあと思い、感動しました。

今のブログの背景にする前に、ずっとピンクリボンの背景にしていたんですよね。
また、戻そうと思います。

私の専門は感染管理ですが、患者の側になって、その経験も貴重な糧になり、新しいことに取り組めるだろうと思っています。