ゆう’sful LIFE

感染予防と看護について考えたことや勉強したことを綴っています。

事件その1

2019年05月14日 | 認定看護師への道
事件は突然起こるものである。

お行儀が悪く、言葉使いも渋谷の若者みたいで
絶対にこいつは私とは無縁だと思っていた男子が
感染管理認定看護師になりたい
と言い出した。

リンクナースになった時、正直「躾のために師長が委員にした」位に思っていましたが
意外や、人が変わったように真摯に取り組んでおりました。
取り組みをまとめ、学会にも発表しました。
そしてこの方向性になろうとは…というわけで大事件なのである。

受験校の過去問を見て勉強しようと思ったようで
お勧めの本はありますか、と相談を受けました。

医療系の本は安価とはいえないので、網羅的な内容で、まず1冊手元に置くのならばと推薦したのはこの本↓

感染管理・感染症看護テキスト 照林社 2015年
大曲 貴夫, 操 華子 (編集)

とにかく試験に受かり、学校に入らないと始まらないので
過去問を見て、解けない問題を自分で調べてみるところから始めてみることにしました。

・・・つづく(のか!?)

トレッキング

2019年05月06日 | 徒然
世の中は10連休でしたが、ゆうはそれなりに仕事でした。
病院も2日間は通常業務でしたし、ためてた論文を書いたり、院外の仕事をしていたり。

もちろんせっかくのお休みなので、昨日は秩父にトレッキングに行ってきました。
行ったのは美の山。
ここは車で山頂まで行けるのですが、親鼻駅から和銅黒谷駅まで抜ける全長7kmのコースを歩いてきました。
この時期はヤマツツジがきれいです。
500m級の山ですが、往路の勾配はたいしたことなくて、途中は森林浴モードで、木漏れ日がキラキラ気持ちよかったです。


下山コースは結構急勾配で、前日の雨で落ち葉も濡れていたので滑りやすくなっていました。
コースタイムも予定通りで下山。
聖神社参拝。

秩父駅まで戻って、秩父神社にも行ってきました。
こちらも人出多し。
参道のお店でちょこちょこ買い食いをして、祭りの湯に入って帰ってきました。
明日からは仕事です。

Urinary Management with an External Female Collection Device

2019年05月06日 | 論文
失禁ケアとして男性にはコンドームカテーテルがありますが、女性にはこれというものがありません。
以前から女性用の体外式採尿デバイスはないものかと思っていましたが
少し前から国内でも使用できるようになりました。
purewickという製品です。

これは3例の症例報告(すごく簡単な…)。

このデバイス、1本1,000円くらいして、交換は原則1日1-2本ということで
病院で提供すると持ち出しになってしまうようです。
ストーマ装具のように患者さんに購入してもらうこともできるかもしれませんが
今のところ、病院での導入はまだ難しいかもしれません。

適応がある患者さんにとっては、様々なリスクが下がるし
人出不足の状況下でおむつ交換の頻度が下がることは、メリットがあると思います。
経済効果が出せればよいのですが、まだ量的研究をするほどには、実績がないようです。

体外式女性用尿採集装置による排尿管理
Beeson T1, Davis C.
J Wound Ostomy Continence Nurs. 2018;45(2):187-189.
doi: 10.1097/WON.0000000000000417.

【要旨】
背景:女性の尿道カテーテルの使用とカテーテル関連尿路感染症を減らす戦略は、よい体外式デバイスがないので難しい。
女性の尿失禁は、皮膚にとっては、痛み、かゆみ、灼熱感、感染症、または褥瘡を起こしやすくする。

ケーススタディ:この論文では、3人の女性患者に体外式の採尿デバイスを使った経過について報告する。
これらの女性はすべて、尿道カテーテル抜去後に尿失禁を起こし、体外式デバイスで管理した。

結論:体外式の女性用採尿デバイスの使用は、尿失禁の管理と同様に、尿道カテーテルに代わる方法である。