SACHILOG

美しい風景を中心に、陶芸、旅、美味しいものなどの記録です。

CH Le Puyセミナーに行っちゃった♪

2006-01-08 23:28:28 | ____wine
昨年たまたま2回出会って、とても惹かれたChâteau Le Puy(シャトー・ル・ピュイ)。(過去の記事はこちら
先月、なんとオーナーのジャン-ピエール&フランソワーズ・アモロー夫妻によるセミナーがあるということで(運命!?)、もちろん行ってまいりました。(その時のメモが家の中で行方不明となってしまい、アップが今となってしまいました。。。)

Château Le Puyは、ボルドーのコート・ド・フラン地区にあり、創立は1610年。
先祖代々から伝わるぶどう栽培とワイン醸造の方法を取り入れ、世代ごとに改良しながらも、現在も同じ方法でワイン造りを行っているとのことです。

その方法とは、”自然の声に耳を傾ける”もので、ぶどうの栽培段階で化学肥料のような添加物や除草剤、殺虫剤を使用せず、葉のつみとり等の人間の手による調整も基本的にせず、ぶどうの収穫は手摘み、発酵段階でピシャージュやルモンタージュではなく、シャポー・イメルジェという発酵時の熱による自然の対流を利用した方法を使用し、酵母入れや補糖は一切行わないというもので、現在は更にエコシステムを生かしたビオデナミも必要ないという世界を目指して研究されているとのことでした。

このような方法でぶどうを栽培しているChâteau Le Puyの畑には、一度も科学的な肥料が使われていないので、(聞き間違えていなければ、)1haあたり2tのミミズが土の中にいるのだそうです。

セミナーでは、2002年の「マリーセシル(白)」「トラディショナル(赤)」「バルテルミ(赤)」を試飲し、さらに、「トラディショナル」を2003年から1975年まで何本か垂直に試飲しました。
年代によって、果実味が豊かだったり、土そのものを感じたり、上品なブランデーのような香りがしたり、、、。色はピノ・ノワールのような薄めの色で、酸味が豊かでタンニンが柔らかく、典型的なボルドーワインとは全く印象が違いますが、1930年までは、ボルドーワインはみんなこんな感じだったのだそうです。

アモローさんが、「ワインの生産者は、幸福を作り出す人である。家族のみならず遠く離れた人にまで幸福を伝えるのが仕事だが、もしそのワインを飲んだ人が幸福をグラスに見出すことができないならば、職業を変えなければならない。」というようなことをおっしゃっていたのがとても印象的でした。

すっかり魅せられて、ワイン一本買ってきちゃいました(瓶にアモローさんのサインも頂きまして、「シャトーに来たら、バリックから飲ませてあげるし、ミミズも見せてあげる。」とのこと!やったー!)

いつあけようかな~?とっても楽しみです♪


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2 コメント

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その貴重ワインは・・・ (CLICQUOT)
2006-01-09 00:08:00
いつ飲むのかな?なーんて、密かに狙ってたりしてっ。

それにしても、1haあたり2tのミミズって・・・。

想像すると、凄いよね~。
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悩ましい。。。 (sachi)
2006-01-09 23:31:16
「アモローさんのサイン入り、そして私の名前入り、2002年、ビオ、家に今のところセラーなし。」この条件を総合するといつ飲むべきか悩ましでしょう~。。。?

今年フランスにミミズ見に行けたらいいね~♪
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