告白湊 かなえ双葉社このアイテムの詳細を見る |
普段は、ベストセラーなんかには背を向けているのだが、
書店の人が進めるトップとか言うので手にしてみた。
はっきり言って、何なのだと放り投げたくなった。
いや、実際に途中でばかばかしくなり、ギブアップし。
まさに、放り投げた。
幼稚ぽい。少女趣味の長電話だ。
推理小説の部類に属するのだろうが、
あんな「へ」のつっかえ棒にもならん謎を、持ち上げるのは止めてくれ。
書店さんよ。もっと本を読んで勉強してこい。
一体全体、なにをコクハクするんかいな。
何を言いたくてこの小説を書いたのか、まったくわからん。
「小説か。書きたいテーマ、言いたい主張がない。」
と言っている友人がいる。
なのにこの人は、だらだら書いている。
(ある意味、これも才能か。)
少なくとも、おもしろくなくて、途中でぶん投げた私にはそう思われる。
じゃ、テーマのあるってどんな小説か。
あまたあるじゃないか。
最近では、
白石一文氏の「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」が、よかった。
かなえさんは、僕の趣味ではなかった。
なんか、最近の小説は、薄ペラじゃないか。
携帯電話のおしゃべりのように。