さて、3,000円ほどの赤・白ワインをそれぞれ3ケースずつ購入しました。
そのうちの赤・白のワンケースを、理想的な保存形態であるセラーに保管。
もう一つの赤・白のワンケースをマンション4階の部屋の押入れに保管。
そして最後の赤・白のワンケースは木造家屋の押入れに保管しました。
● ●
マンション、木造家屋とも、
いずれも年間を通して、その温度差は20度以上になるという
ワインにとっては最悪。地獄のような環境です。
● ●
このような条件下で、
半年後に取り出してブラインド・テイスティグ。
さらに1年後、1年半後、2年後と、くり返したました。
● ●
さて、さて、その結果はどうであったと思いますか。
飲んでみるまでもなく決まってるじゃないか。
まさに炎天下、子供を車に置き去りにしたにも等しい犯罪的行為だ、
そのワインは死んだも同じ。ひどい味になったぞ。とワイン通の方。
そうです。ワインの入門書だって
温度管理の大切さをいの一番に述べています。常識です。
● ●
ところが、意外や意外。なんとなんと、
セラーに大切に保管していたワインも、
マンションや木造家屋の押し入れに無造作に放り込んでおいたワインも、
置き場所の違いによる味の変化はありませんでした。
● ●
実は、これは私が行った実検ではありません。
藤見利孝さんの「間違いだらけのワインの飲み方」
という本に書いてあったのです。
藤見利孝さんはソムリエ・コンクールに大阪代表で出場。
さるワインスクールの校長も務められた方です。
学校の講師や生徒さんと一緒にテイスティングしたそうです。
私のテイスティグじゃ信用できませんが、
これなら十分信用できますよね。
● ●
もし、これが正しいとするなら、(たぶん、ただしい)
わたしたちは、迷信を信じていたようなものですね。
いや、信じ込まされていたことになります。
● ●
温度管理ばかりではなく、ワインは特別難しいものであるという
そんな偶像をドーンと破壊してくれるのがこの本、
「間違いだらけのワインの飲み方」です。
ぜひ、ぜひ、お読み下さい。面白いですよ。
● ●
さて、最後に気楽に飲めるワインが揃ったお店のご紹介です。
ワインメッセージをのぞいてみて下さい。
只今 30%off「Red Sale」中です。
お見逃しなきよう。
● ●