兎と亀はスタートラインに並んだ。今から、世界的に有名なレースが始まるのだ。
よ~い…ドン!
二匹は同時に走り出す。兎は予め、昼寝をしない覚悟だった。
ある程度、走った兎。しかし亀は一向に付いてくる気配はなかった。どうしたんだと後ろの景色を見てみると、海辺で黄昏ている亀を発見するのだった。
注意しようと、兎は亀に近づいた。亀は何やら、呟いている。兎は耳を澄ませた。
「海辺に立っていると、昔別れた女達のことを思い出すなぁ…」
それを聞いた兎は思わず叫んだ。
「俺たちが始めるのは童話であって、作り話ではない!」 完
よ~い…ドン!
二匹は同時に走り出す。兎は予め、昼寝をしない覚悟だった。
ある程度、走った兎。しかし亀は一向に付いてくる気配はなかった。どうしたんだと後ろの景色を見てみると、海辺で黄昏ている亀を発見するのだった。
注意しようと、兎は亀に近づいた。亀は何やら、呟いている。兎は耳を澄ませた。
「海辺に立っていると、昔別れた女達のことを思い出すなぁ…」
それを聞いた兎は思わず叫んだ。
「俺たちが始めるのは童話であって、作り話ではない!」 完