倭人語のすすめ

倭人の言葉が残されていた。古事記の神々の多くは、秘文とされた文書を基にしていた。一音一義の倭人語を解き明かしたいと思う。

弓前文書(委細心得)5/5

2024-12-17 09:42:03 | 弓前文書(委細心得)

【其教記祖名記板文日巡畏多。綴穴摩損。茲紙面書写、又不誤様秘聞書加紙、言正伝為相似区分、後世戒為。】
 神文の教えや、ユマニ代々の先祖の名前を記してある板文を傍らに置いて、毎日直接触って熟読するのは畏れ多い。また、板を綴じている穴も摩耗してきた。
 そこで新たに紙面に書き写し、また今後誤って伝わらないように、秘聞を紙面に書き加え委細心得とタイトルを付けた。さらに神言葉の音声を正しく伝えるために似ている発音を区分して、後の世に正しく伝わるようにした。


※大先祖コヤネが頂いたタカミムツ大神(タチカラの珠)の教え。木の板に書かれた九百八十文字を紙面に移し替え、藤原内実は神文(かみぶみ)と表題をつけた。
※藤原内実は板に書かれていた神文を紙に書き写し、タイトルを「神文(かみふみ)」とつけた。口頭で伝えられて来た値成の秘聞やその後の主要な出来事を紙面に書き出した。更に、神文九百八十文字の正しい発声のテキストとして八十字の漢字・特殊文字を付け加えた。最後に神文を代々語り継いできた弓前値成までの先祖の名を書き写し、更に値成から四十代の内実まで伝えて来た代々の名も書き写した。


【茲今和諭。十八日月例祭於、板文衣包神前供、御祖教値成迄相伝祖名宣奉。今和継今和其分限不正伝神罰家滅。】
 後の世のユマニに注意しておく。十八日の月例の祭りにおいては、板文を衣に包んで神前に供え、大先祖コヤネの教えと神文と値成まで伝わっている代々の神々のなを神前で唱えなさい。ユマニたるもの、次なるユマニの為にそのすべきこをを正しく伝えることができなければ神罰が下って我がユマニ一族は滅びてしまうだろう。


【今和長旅際神文写、社左若常木葉供、麻緒包之帯則、垂力諸々御名身包、魔物恐近不能。帰則無事謝、晦神文灰流失。】
 ユマニが長旅することがあるならば、神文を写して、神社の左にある常盤の若木のはを添えて依り代として、更に麻布と紐で包み懐中すれば、タチカラの珠の様々なお名前はユマニの身体を包み、魔物は恐れて近寄ることができない。
 長旅から帰って来たならその無事を感謝し月末に燃やして灰にして流しなさい。


【世々今和日々神文巡、正音声御祖意自真伝。夫努。】
 代々のユマニ達、日々神文を熟読し、正しい発音で唱えれば先祖の思いは自然と分かってくる。さあ、励みなさい。


【親緒巌移晴゜和穂゜火゜子放゜保充 雷゜育微少座沼゜活覆 渡威狩母因垂舞虚 背積鋭根成躍醸 美浮囲延大崇奇哈゛因゛真増 異食震゜堅凝屠愛重与 天会爽陜岐貴刻結芽現実静 辺日霊゜飯基萌瀬澄 津乃奈唵集゛】


※いろは順に並んでいる。


※次のぺージには上下の区別なく、神文本文と同じ大きさの漢字が一ページ三行に、二ページにわたって書き込まれ、少し間をあけて「弓前値成」の四字がぎりぎりいっぱいでぺージを埋め終わっていた。
※次のぺージ頭書は「以上神代より世々神の言葉を言い伝えし代々の尊名なれば、神文ともにすべて諳んずべきものなり」と書かれであった。続いて二ページにわたり、最初は「弓前値成」、右肩に「初代」と記され、以下十名ずつ四行にわたって名前が記載されてあったが、一行目の最後は、今尾の某、今人の某、二行目の冒頭は藤原の某、以下は名前のみ。四行目は九名、全部で三十九名の名前が記載され、余白には「以上は三十九代までの受継者の尊名、遺漏なく板文より書き換え候也天授○年○月○日今藤原内実」。(天授は南朝の年号(1375~1381)
※次のぺージは、冒頭「内実」と自署し、右肩に小さく「四十代」と記入し、以下一行十名、各々名前を自署したもののごとく、書体はすべて変わっていた。代々のユマニが自署したものだろう。二行目も同様であるが八名のみで余白を残していた。以下空白のぺージは数ページあったようである。


※第67代ユマニの池田秀穂は「弥生の言葉と思想が伝承された家」で次のように語っている。
 私はいま、まず神文を公開し、さらに「ユマニは他言すべからず」の秘聞まで公開してしまった。ユマニの守るべき掟はすべて破ってしまった。当然神罰あるだろう。わが家滅ぶべし。すでに代々伝えて来た品々は先の大戦で地上から消えてしまった。近いうちに私も地上から消えてしまう。すべて覚悟の上。これも御祖コヤネの大御心と理解している。


※池田秀穂の覚悟を受け取りたいと思う。

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痛風日記

2024-11-08 10:04:57 | コメントと回答
【平成27年】
5月5日 公園で焼肉・ビール、パークゴルフ
5月6日 サイクリング3時間ほど
5月7日 昨日は両ひざと左足親指付け根が痛かった。親指付け根が痛くビッコを引いている。
5月9日 痛くてたまらず、足を引きずって病院へ行った。痛風だろうと診断された。初めて知った病名だった。痛み止めと湿布をもらった。
5月11日 尿酸値が正常の範囲にあり、痛風ではないと言われた。


 ※この後は段々収まっていったようだ。記録がない。ここで感じたのは、痛風になっても処置は痛み止めと湿布だけだということ。病院に行く必要がないのではないかと思った。


【平成29年】
8月9日 昨日から右足の親指の付け根が痛くなった。痛風の症状だ。水を多く呑み、今日は少し症状がよい。今日も、水を飲もう。


 ※このあとの記録はない。あまり悪化しなかったのだろう。
       
【令和3年】
2月17日 昨日、つま先が随分冷えるな、と思っていた。今朝、たぶん、足が痛くて3時位に起きた。足の血管が詰まりつつあるのかと思ってドキドキしたが、これは、痛風の症状だ。1週間ぐらいで痛みが消えるだろう。これで3回目。
2月18日 昨日の痛風の症状だが、ちょっと無理してしばらく歩くと、症状が良くなる。今日は、だいぶいい状態だ。
2月20日 痛風の絶頂期だった。夜中2時ごろ痛さに耐えかねて起きた。痛み止め妻から貰って、どうにか眠れた。薬局が空いたので湿布と痛み止めを買った。
2月24日 痛風の痛みはまだ残っていて、シップもしているが、痛み止めは飲んでいない。今度は左足だった。
2月26日 昨日の夜だろうか。右足が頼りない。痛風もぶり返し気味で痛み止めを飲んだ。今朝は、あまり痛みもないが、若干右足がふわふわしていた。
3月3日 痛風は、ようやく痛みがほとんど感じなくなった。微妙に痕跡は残っているが。
3月19日 左足の痛風の跡もまだ痕跡が残る。


 ※以前は1週間程度だった症状が、約2・3週間続いたようだ。


【同年】
9月16日 昨日、右足親指の付け根辺りに痛みがあり、赤くなっていた。これは、痛風の症状ではないだろうか。痛風はビタミンA不足とのことなので、ビタミンAを3粒から一つ増やして4粒にした
9月17日 今朝、症状が悪化していないようなので、更に、Aを1粒朝食後に飲んだ。これで症状が治まってゆくなら、今後Aを増やしてみよう。
9月18日 痛風の症状は、昨日は右足が真っ赤になっていたが痛みは無く、今朝はすっかり赤い色もなかった。ビタミンAを朝1昼4晩1と増やしたからだろうか。


 ※痛風にはビタミンAを飲めばよいという本を読んでいたので実践した結果発症から3日位で症状が治まったようだ。このころは、高血圧対策として栄養補助商品を摂取していた。


【令和4年】
10月 高血圧がひどくなり、通院を開始したのを機に栄養補助食品をやめた。但し、マルチビタミンを8カ月位続けている。


【令和5年】
7月20日 今朝起きると右足の親指の付け根あたりが痛い。シュウ酸が溜まったんだ。プリンタ体が悪さしたんだ。ビタミンAがいいんだ。水を沢山飲め。足の親指をずっとマッサージしたら、痛みは無くなった。今も右足の親指の付け根の甲の部分が赤い。でも痛みは無い。
8月1日(薬の・・・)は痛風の副作用がある。最近、痛風の一歩手前の症状、ちょっと痛くて、さすると治ってくるが、足の甲が赤い。
8月4日 最近痛風になりかけの症状がでる。足の親指の付け根が若干痛く、そして赤みがかっている。


 ※痛みは少なかったようだ。日付から考えると、マルチビタミンを飲まなくなってからそんなに日にちが経っていないようだ。


【同年】
11月30日 また痛風になってしまった。ここしばらく、赤くなることはあっても、痛みは無かったのだが。
12月2日 ようやく痛風の痛みが少し引いて来た。まだ、ビッコは引くが、激痛は少なくなった。
12月7日 痛風は、ようやく色も普通になって来た。触れば痛いが、ほぼ普通に歩ける。喉が渇くなんて関係なく水を飲まねばならないのだ。痛風体質であることをすっかり忘れていた。


 ※11月30日以前から症状は出ていたようだ。湿布と痛み止めで対処した。ビタミンAを飲むことはすっかり忘れていた。この痛風が収まった後、ビタミンAのことを思い出して、書かれた本を読み直している。


【同年】
12月27日 痛風の軽い症状が出ている。先月の痛風の跡がずっと残っている中でのまた痛み。痛風対策にビタミンAを買いに行った。ビタミンAだけでは売っていなくて、マルチビタミンを買った。
12月28日 ビタミン剤が利いているのか、とってもひどくはなっていない。
12月29日 痛風の痛みは少し和らいだようだ。やっぱりビタミンAがいいようだ。しばらく前の痛風でもビタミンAが利くというのが三井巌の書に書いてあり、実践した。今回1カ月でぶり返したのは、ビタミンが足りなかったから。


【令和6年】
2月9日 昨日、痛風がぶり返した。ビタミンAをとるべく、マルチビタミンを2錠飲んだ。今日も2錠飲んだ。もうすぐ昼だが、痛みは治まってきたようだ。
2月10日 痛風の痛みは収まっている。こわばりは残っているが、支障はない。やっぱりビタミンA。


 ※このころからマルチビタミンを毎日必ず飲むようにし出した。


【同年】
8月16日 10日に家族で焼肉。その際たらふくビールを飲んだせいか、12日位から右足に少し痛みを感じた。痛風の症状だ。ビタミン2粒に加えもう1粒飲んだ。13日、必ずしも良くなっていないので、朝の2粒に加え2粒飲んだ。14日のうちに痛みは収まった。ビタミンA畏るべし。症状が出たらビタミン剤を2倍にしたらよいことが分かった。
【同年】
11月7日 今朝、痛風に関する記事が新聞に載っていた。自分の体験を語りたくなった。


 私が読んだ本の一部を紹介する。


 痛風とは高尿酸血症によって生じる発作のことである。この発作が起きると、足の親指、足首、膝の関節などに激痛が走る。
 この病気にかかった患者は血液中の尿酸の濃度が高まっている。そこで医者が行なう治療法は、血液検査で尿酸値が高いと判断されれば、とにかくその値を下げる薬を与える。
 たしかに痛風の患者は尿酸値が高い。しかし、尿酸値が高い人がすべて痛風になるわけでもない。尿酸値の高さは、痛風の必要条件であって、十分条件ではないのである。にもかかわらず、医者は尿酸値の高い人に対して一律に薬を与える。そのため、放っておいても痛風にならない人まで、尿酸値を下げさせられている。
 尿酸が人体に害を与えるのなら、それでもいいだろう。しかし尿酸そのものは、けっして有害な物質ではない。むしろ血中ではスカベンジャーとして働く大切な物質である。その尿酸を必要以上に減らしてしまったら、逆に健康を損ないかねない。
 では、尿酸値が高くても痛風にならない人がいるのはなぜか。痛風が起こる仕組みを知れば、その答えは自ずとわかることである。血中の尿酸値が高くなると、尿酸がナトリウムと結合して針状の結品になる。これが周囲の組織を傷つけて、その部分が炎症を起こすのである。逆に言えば、この針状結晶ができなければ、尿酸値が高くても痛風にはならないことになる。
 そこでカギを握っているのが、糖タンパクだ。近くに糖タンパクがあると、尿酸はそちらと結合する。 そのためナトリウムとは結晶化せず、痛風にならないのである。
 ならば、痛風の予防策は尿酸値を下げることではない。尿酸値はそのままでも、体内で十分に糖タンパクを作れるようにしてやればいいわけである。そこで必要なのは、まず例によってタンパク質。さらに、糖を作るためにはビタミンAが欠かせない。この二つを食事から摂取することで、痛風は自力で克服できるのである。
 以上「医学常識は嘘だらけ」三石巌著、祥伝社発行。より抜粋要約。


 ※人によって利き方は違うだろう。自分の体質に合うかどうかだろう。私は、人の話は鵜呑みにはできない。自分なりに判断する。で、興味があれば、本当だと思えば、とりあえずやってみる。嘘だったらそれはそれでいいじゃないか。嘘じゃなくても自分には無理なものもある。自分で試してから判断してもいいじゃないか。その結果自分なりの方法が見つかる場合もある。自分で試すことなく判断すると、何もわからないままとなる。自分と人とは違うのだから。


 医者や看護師に痛風にはビタミンAの話は鼻で笑われる。



弓前文書(ゆまもんじょ)とは

2024-11-05 08:33:17 | 弓前文書(神文)
 弓前文書(ゆまもんじょ)とは、倭人の神官 が口伝で伝えてきたものを七世紀初頭(610年頃)、弓前値成(ゆま あてな)が変形体も使った漢字で書き表した「神文(かみふみ)」、及び、神文を秘文にすることや歴史を書いた漢文の「委細心得(いさいこころえ)」の二つの文書を指す。
 弓前文書原文の神文は、縦四十五センチ×横十八センチ×厚さ三ミリ~五ミリの木板七枚に、それぞれ一行十字、上下二段十四行にわたって、隙間なく書き込まれた漢字(変体形を含む)九八〇字である。
 代々の神官のみが受け継ぐ秘文とされ、第67代弓前和(ゆまに)池田秀穂により、解読、公開された。また、神文に書かれた文字を「弓前仮名漢字」と名付けた。
 本書で使う文字は、「弓前仮名漢字の特殊文字をパソコン等で簡単に書けるように簡易化した文字」、ユマ仮名(簡易型の弓前漢字仮名)を使用します。私も含め誰もが研究を容易に行えるようにと願って作成しました。
 神文の内容は、四章に分かれ、各章はさらに四つの節に分かれます。
 行番号は、千の位は章を、百の位は節を表し、最後の二けたは行数を表し、行数が00の場合は、章題または節題を表すようにしました。
 弓前文書全文の訳があるのは、「弥生の言葉と思想が伝承された家」池田秀穂口述のみですが、手に入れるのは困難です。販売していません。一般の人が読むことが出来るとしたら、大阪大学や神戸大学の図書館から借りることです。
 そこで、解説にあたって、①には「弥生の言葉と思想が伝承された家」の現代語訳を、出来るだけそのまま記載することにしました。
 神文と言う以上、神道の基ですが、あくまで倭人語の研究として臨んでいます。また、古事記と対応する神々の名も書いておきました。

 

弓前文書一覧

2024-11-05 08:32:58 | 弓前文書(神文)
 弓前文書神文の全文です。ローマ字もカタカナも無くても読めるようになったら読んでください。ユマ仮名(簡易型弓前漢字仮名)で書いてあります。
 
1000天真津威醸移現育晴゜積延
1001天真津厳真澄晴゜活沼゜
1002天真延真成威沼゜雷゜
1100大天真晴゜積芽
1101威実醸積霊゜
1102垂威実醸積霊゜
1103美萌増育晴゜積威日凝火゜雷゛
1104天真津垂結奇基震゜活延
1105天真延陜積゛育
1106天真延保堅垂゛雷゜
1107天真乃奇延陜゛育゛
1108天真乃充凝雷゛
1200大日芽会威醸
1201天真延陜貴座
1202天真乃延積゛雷゜
1203天真津大保延辺゛
1204天真乃覆凝垂゛雷゜
1205天真津震゜積沼゜
1206天真乃日凝根
1207天真津日成威垂
1208天真乃火゜会威座
1300大成積凝充醸
1301大保乃辺
1302火゜充延雷゛
1303澄日雷゛凝
1304浮日雷゛凝
1305日奇哈囲
1306積沼゜哈囲
1307因゛増積集゛現
1308渡垂積浮現
1400大萌延日奇醸
1401会晴゜成現
1402会晴゜芽貴微
1403会穂゜微増
1404霊゜活子
1405会因゛奇育凝根
1406穂゜基垂゛活子
1407親陜因現
1408親陜成岐実
 
2000天真津威醸移現育美積延
2001天大日活芽醸雷゜育
2002天大成積醸育゛
2100天真積虚躍充因奇基因゛重活
2101天大与活成雷゜
2102会威与活成雷゜
2103日威活醸雷゜
2104震゜垂威活雷゜
2105霊゜凝雷
2106火゜威雷゜
2107霊゜凝
2108火゜微
2200天大芽積育醸成因゛凝充垂活
2201虚躍日威
2202震゜積津延
2203日成鋭
2204威哈゛育
2205澄成育
2206澄゛実育
2207萌延積育
2208厳渡積育
2300充因美積母萌延成垂増育活
2301延霊゜舞
2302晴゜萌狩
2303澄゛霊゜舞
2304澄哈成
2305垂霊゜舞
2306穂゜飯集゛
2307増霊゜舞
2308充実子
2400美醸積因成凝充萌延日奇活
2401奇育霊゜現
2402成穂゜真霊゜
2403爽育震゜現
2404垂活基霊゜
2405和貴実現
2406実醸津霊゜
2407会躍因現
2408日奇津霊゜
 
3000天真津威醸移現育保堅延
3001威醸移現
3002威醸移岐
3100現岐真晴゜活保堅因
3101会晴゜成現
3102会晴゜成因
3103会穂゜成現
3104会穂゜成岐
3105親陜成現
3106親陜成岐
3107親陜覆現
3108親陜成因゛
3200霊゜実増放゜活保堅集゛
3201結霊゜震゜実
3202因積醸成
3203因゛凝充垂
3204重萌増育
3205因集゛実放゜
3300晴゜積美積活保堅覆
3301垂威真晴゜活
3302厳基保穂゜津
3303緒沼゜延成澄
3304雷゜岐現日活
3305結霊゜震゜実虚
3306芽貴育因移
3307積醸奇凝充爽
3308因゛垂火゜萌増躍
3309重与根芽和静
3310異集゛放゜哈゛浮座
3311沼゜囲渡覆厳乃
3312保堅覆
3400充凝因゛醸美積因現哈゛放゜晴゜活
3401垂威真晴゜活因゛重爽霊゜
3402会晴゜成因現基保積因
3403垂増育震゜活美積成実
3404会穂゜成岐現美積移因
3405垂増育放゜活美積充実
3406親陜成岐現美積育因
3407垂増育爽活日奇津霊゜
3408親陜覆因゛現狩哈移因
 
4000天真津威醸移現育延座醸
4100晴゜積親陜成威醸移震゜延座醸
4101威醸会穂゜成
4102霊゜舞震゜因因゛
4103因゛垂因゛増垂
4104充因美積母
4105因゛萌因゛増重
4106親陜成震゜活
4107真晴゜舞霊゜舞
4108威醸移会晴゜
4200美積集゛哈゛狩威醸移晴゜延座醸
4201垂威真晴゜活
4202威醸移岐現結
4203親陜成岐因
4204美積集゛異哈゛真狩
4205震゜活奇育実虚結岐
4206晴゜躍放゜保乃覆
4207会穂゜岐晴゜活
4208岐因芽垂萌躍醸
4300充凝成穂゜日威醸移澄延座醸
4301威醸会晴゜成穂゜
4302霊゜充震゜垂実現
4303因美積醸成活
4304因゛奇凝充垂活
4305重萌増育因移
4306集゛震゜活放゜因移
4307充震゜活放゜結躍
4308澄震゜活放゜結躍
4309虚結岐真晴゜舞
4310爽霊゜会晴゜霊゜舞
4311静厳真澄晴゜活
4312霊゜醸移成穂゜醸
4400日奇津垂増威醸移真延座醸
4401垂威真晴゜活
4402威醸移現育結
4403親陜成現因
4404育爽垂増結震゜
4405親陜覆因゛現
4406威醸移澄延座醸
4407充凝因゛美醸積
4408因現哈゛放゜晴゜躍醸
4409日奇津晴゜活
4410延座醸威醸移澄
4411垂真厳成穂゜座
4412会貴芽垂威躍醸
4413垂威真晴゜活
4414基保津威醸移澄
4415垂真緒基充座
4416爽霊゜真晴゜津躍醸
 
いろは
親緒厳移晴゜和穂゜火゜子放゜保充
雷゜育微少座沼゜活覆
渡威狩母因垂舞虚
背積鋭根成躍醸
美浮囲延大崇奇哈因゛真増
異食震゜堅凝屠愛重与
天会爽陜岐貴刻結芽現実静
辺日霊゜飯基萌瀬澄
津乃奈御集゛
 

弓前文書 第1章第1節

2024-10-31 14:13:39 | 弓前文書(神文)
1000天真津威醸移現育晴゜積延アマツムカムロミチパツノ a ma tuiu mu ka mu ro mi tiu pa tu nou
①大宇は意図す、大自然変化の流れ行く道筋、始まりの秩序立て。
②第1章 自然界の始まり晴゜積延の巻
③第1章 大宇宙が意図する「神ながらの道」の始まり
④宇宙の開闢、太陽の誕生、地球の形成、生命の発生と進化。
⑤自然がどのようにして創られていったか。
⑥大宇とは、大宇宙も世界も、いまある時間と空間の有限な世界の言葉であり、無限の世界にあてはまる適切な言葉がないので「大宇」と訳している。天地の始まる以前から存在するものがある。この宇宙の始まりを意図した「天地の意志」のこと。


天真(大宇。我を含めてまわりすべて。大宇宙。自然) 天(感嘆詞) 真(真の姿)
津(意図する)
威醸移現育(大自然変化の流れ行く道筋※かんながらの道の語源) 威醸移(自然変化は進んで行く) 威(変わる)醸(進展する)移(進行中の動作を表す)現育(力が流れて行く有り様。道※道の語源) 現(ありのままの姿)育(力の流れ)
晴゜積(始まり。※初、発の語源。) 晴゜(大自然の持つ意志とその力が張り出して行く)積(積み重なって行く)
延(秩序立て)


1001天真津厳真澄晴゜活沼゜アマツムイマスパルヌa ma tiu mu yi ma su pa ru nu
①大宇は意図す、原点の真相は、事態の自在無限なる疎密活動にある。
②大自然の力の根源。大自然の持つ潜在力、そのまばらな所に向かって、濃密な所からエネルギーが流れ込む。それは自由自在、無限である。
③この世の初め、全宇宙の潜在力の集中。
④大自然というものは吸い込む力張り出す力自在無限に発動することが出来る。
⑤大宇が、宇宙の始まりに、意図したまことの姿と言うのは、自在無限なる疎密運動であり、これによって引き起こされた世界が「全ての全てが詰まっている」混沌という世界である。
⑥空間自体が目に見えぬ力。その密度が薄くなると、エネルギーのレベルは低くなる。そうなると、より密度の高いエネルギー・レベルの上にあるところから、それを埋めようとする力が流れ込んで来る。これが自然が持つ潜在力。そして自然の霊性は、この潜在力を沼゜ヌ(自在無限)に駆使することが出来るのが自然の本質である。
⑦宇宙の始まりの原点である、澄スの中へ流れ込む高い潜在無限のエネルギー晴゜パが活ル(躍動)することで、沼゜ヌという混沌の世界が出来上がる。それは、あらゆる力と多様性ないし可能性を秘めている大宇宙のエネルギーの塊そのものを意味する。宇宙の始まりは、大混沌状態であった。


天真津(大宇は意図す)
厳真(始まりのまことの姿※今の語源) 厳(原点、因縁の原点)真(真の姿)
澄晴゜活(低レベルの潜在力に向かって高レベルの潜在力が流れ込む。)澄(自然の意志と力を吸い込む)晴゜(大自然の持つ意志とその力)活(一般動作を表す)
沼゜(無秩序。無限。混沌)


1002天真延真成威沼゜雷゜アマノマナカヌチa ma nou ma na ka nu ti
①大宇の秩序立ては、事態が驚きの無限力塊の姿となったことである。
②大宇宙は秩序立てられて行き、恐ろしき無限大のエネルギーの塊となった。大宇宙のもつ潜在力が一点に集中した。
③大宇宙に伸び行く恐ろしきエネルギーの塊が出来上がった。大宇宙の始まり、火の玉の爆発、こんな姿が彷彿される。
④宇宙秩序立の真の姿は出来上がった。恐ろしき無限大の、エネルギーの塊、主語述語客語の順。
⑤大自然は一つのエネルギーのかたまりとなった。
⑥宇宙空間自体が驚くべき一大混沌状態のエネルギーの塊と化した。宇宙創成の描写。
⑦大宇宙は、混沌とはいっても一定の秩序を保ちながら、とてつもない混沌状態のエネルギーの塊として延びていった。
◇古事記:アメノミナカヌシ
天真延(大宇は秩序立てられて行く) 天真(大宇宙)延(秩序立て)
真(真の姿。真相)
成威沼゜雷゜(恐ろしき無限大のエネルギーの塊となった) 成(秩序が出来上がった)威(大自然の変わり行く力)沼゜(無秩序・無限・混沌)雷゜(エネルギーの塊)


1100大天真晴゜積芽オアマパツメo a ma pa tu mai
①大自然、始まりの芽生え。
②第1章第1節 宇宙の発生


大天真(大自然。宇宙) 大(大きいという感嘆詞)天真(大宇宙。自然)天(感嘆詞)真(真の姿)
晴゜積(始まり※初、発の語源) 晴゜(大自然の持つ意志とその力が張り出して行く)積(積み重なって行く)
芽(芽生え)


1101威実醸積霊゜カミムツピ ka miu mu tu piu
①物質を造るという驚きの意志が生まれた。
曙)物質を造ろうという大自然の意志が芽生えた。
②宇宙の全エネルギーを集中した1002天真延真成威沼゜雷゜の中に、自然という物質世界をつくろうという気持ちが起こった。
◇古事記:カムムスビ(カミムスビ)
威(大いなる変換)
実醸積(物質を造る) 実(物質)醸(進展する)積(増大して行く)
霊゜(自然の意志と力)


1102垂威実醸積霊゜タカミムツピ ta ka mi miu tu piu
①力は発動した。物質を造るという驚きの意志のそれだ。
②物質増大の意志と力は有り余れる自由エネルギーとなった。
③物質をどんどん造ろうという恐ろしき意志から、エネルギーが溢れ出した。
④物質を生み出さんとする意志が、単に意志に留まらず、実際に発動するに至り、森羅万象となって、多種多様な現象世界が生まれた。
◇古事記:タカミムスビ
垂(力が溢れ出る)
威現醸積霊゜(物質を造るという意志)
※宇宙の全エネルギーを集中した1002天真延真成威沼゜雷゜の中生まれた、自然という物質世界をつくろうという気持ちが1101威実醸積霊゜であり、それを実行した意志と力が垂(溢れ出る力)を上につけた1102垂威実醸積霊゜である。物質は出来たので真成威沼゜雷゜も、威実醸積霊゜の二柱の神は消滅した。宇宙(大天真オアマ)、すなわち大自然(威醸移現カムロミ)はこうして誕生した。
 つまり、1101威現醸積霊゜より前は見えない世界であり、今は物質化となった1102垂威実醸積霊゜(森羅万象の威醸移現垂威実醸積)の世界ということになる。


1103美萌増育晴゜積威日凝火゜雷゛ウモマチパツカピコポヂu mou mau tiu pa tu ka pi kou pou di
①出現莫大なる増殖、爆発的に数多火の玉の素粒となった。
②発現した姿、それは爆発する恐ろしいほどの数多の火の玉群の素粒であった。
弥)宇宙誕生の初期、物質の種が創造されて行く状態を表現している。
◇古事記:ウマシアシカビヒコヂ
美萌増育(生まれ燃え増殖する力) 美(生まれる)萌(目に見えて物質が増加して行く)増(物質増加の最大の姿)育(力の流れ)
晴゜積威(爆発し) 晴゜(大自然の持つ意志とその力が張り出す)積(物事が増大して行く)威(大自然の変わり行く力)
日凝火゜雷゛(数多の火の玉となった)日(認識出来るエネルギー)凝(固まる。塊)火゜(燃えるもの)雷゛(数多のエネルギーの塊)


1104天真津垂結奇基震゜活延アマツムタユクモプルノa ma tiumu ta yu ku mo pu ru nou
①宇宙の心、溢れ出た力は奇しき大本となって、大震動を起こし、秩序立てられて行く。
②宇宙誕生の初期、物質の種が創造されて行く状態を第三者、別の宇宙から観察してるような表現。原子爆弾のキノコ雲をイメージ。
◇古事記:トヨクモ
天真津(大宇宙は意図する)
垂結(溢れる力が起こって) 垂(力が溢れ出る)結(つながる)
奇基(奇しき大本となって※雲の語源) 奇(不思議なる変化)基(大本の姿)
震゜活(振動させる) 震゜(自然の意志と力が発動する)活(一般動作の現在形)
延(秩序が進行中である)


1105天真延陜積゛育アマノサヅチ a ma no tsau du tiu
①宇宙の秩序立ては、まとまろうとする力が働いて行く。
②大宇は狭められようとする数多さまざまの力が流れて行き、秩序立てられて行く。
③宇宙の秩序立ては数多永久的な小宇宙によって分散されながら形成されて行く、その裏に隠された力。
④纏ろうという力、渦巻く力が回りのものを段々引寄せて行った。
◇古事記:アメノサヅチ
天真延(大宇は秩序立てられて行く)
陜積゛育(狭められようとする数多さまざまの力が流れて行く) 陜(接近する)積゛(物事がどんどん増大して行く)育(力の流れ)


1106天真延保堅垂゛雷゜アマノトコダチ a ma nou to ko da ti
①宇宙の秩序立ては、数多流れ出す自由力の永久不変の形成にあった。
②大宇はさまざまな力の数多あり余った姿の永久的なエネネルギーの塊に秩序立てられて行く。
③宇宙は確固たる数多のエネルギー体と成って秩序立てられてゆく。
④満天の星空、天の川のイメージ。
◇古事記:アメノトコタチ
天真延(大宇は秩序立てられて行く)
保堅(確固たる) 保(蓄えられている意志と力)堅(変わらない)
垂゛雷゜(溢れ出る数多のエネルギー体) 垂゛(力がどんどん溢れ出る)雷゜(エネルギーの塊)


1107天真乃奇延陜゛育゛アマノィクノザヂ a ma noi ku nou dzau diu
①宇宙の姿は、不思議な数多まとまりの力が働き合っている。
②大宇の秩序立ては、不思議な秩序、まとまろうとする力の流れがある姿となった。
③海洋民族として必要な星座のイメージ。
天真乃(大宇の秩序立ては~のような姿となった。現在完了。)
奇延陜゛育゛(不思議な秩序、まとまろうとする力の流れ。) 奇(不思議なる変化)延(秩序立て)陜゛(どんどん接近する)育゛(目に見えない力がどんどん流れて物事が増大して行く)


1108天真乃充凝雷゛アマノィトコヂ a ma noi tou kou di
①宇宙の姿は、さまざまな星で満たされている。
②大宇の秩序立ては、エネルギーの集積したもので充たされた力体、すなわち満天の星で充たされている。
③満天の星空。
④充分に固成したエネルギー体が出来あがった。
◇古事記:クニノトコタチ。1107と1108から奇延陜゛育゛と充凝雷゛を合成。
天真乃(大宇の秩序立てはこのような姿となった。現在完了。)
充凝雷゛(満天の星で充たされている) 充凝(充実した)充(極めて物事が充実している)凝(固まる、塊)雷゛(たくさんのエネルギーの塊)