倭人語のすすめ

倭人の言葉が残されていた。古事記の神々の多くは、秘文とされた文書を基にしていた。一音一義の倭人語を解き明かしたいと思う。

弓前文書 第2章第1節

2021-12-17 10:16:42 | 弓前文書(神文)

2000天真津威醸移現育美積延アマツムカムロミチウツノ a ma tiumu ka mu ro mi tiu u tu nou
①大宇は意図す、大自然変化の流れ行く道筋、移り行く秩序立て。
②第2章 自然の移り変わり 美積延の巻
③第2章 大宇宙が意図する「神ながらの道」の移りゆき
④自然の移り変りの分析、裏に潜む力の流れ。
⑤天空の実態、自然の中のさまざまな力の流れ、これらの現象の説明。
⑥現に我々が見ている自然の姿、その中にはどのような力が働いているのか。
天真津威醸移現育(大宇は意図す、大自然変化の流れ行く道筋)
美積延(移り行く秩序立て) 美積(動き出す※移るの語源)美(生まれる)積(積み上げる)延(秩序立て)


2001天大日活芽醸雷゜育アオピルメムチチ a o pi ru mai mu ti tiu
①ああ威大なる熱と光の太陽の恵み、与え続ける力の流れ。
②ああ威大なる。物質への兆し、恵みを与える熱と光。反応を続けるエネルギーの塊。そのエネルギーの流れ。
③ああ威大なる太陽という光と熱の恵みを与え続ける力の流れ。
④ああ威大なる熱と光へと転換し増大するエネルギーよ。
⑤注)威大は威力が大きいという造語。又は、偉大の誤字。
◇古事記:天照大御神、オオヒルメムチ、オホヒルメノムチ、天照す・ひるめの命
天大(ああ威大なる) 天(ああ)大(大いなる)
日活芽(木、物を生み育てる熱エネルギーの恵み。太陽の熱と光。)
日活(太陽が動く※昼の語源) 日(光と熱)活(動く)
芽(自然の力が物に変わる、恵み)
醸雷゜(反応を続けるエネルギーの塊) 醸(反応が進む)育(エネルギーの流れ)


2002天大成積醸育゛アオナツムヂ a o na tu mu diu
①ああ威大なる総合秩序、さまざまの与え続ける力の流れ。
②ああ威大なる自然の重層した秩序を維持し続ける様々な力の流れ。
③ああ威大なる大地の幾重にも重なり合うエネルギーの流れよ。
④天地変化の力。
⑤ああ威大なる。われらが住んでいる大地。山も海も川も、夜昼、四季の移り変わり、自然という大地の中にある。そこには尽きることのないさまざまな力が流れ合っている。
◇古事記:大国主の神、オホナムチ、オホナムヂ
天大成積(大地の力。大地の自然現象をコントロールする力。大地の自然秩序)
天大(ああ威大なる) 天(感嘆詞)大(大きいという感嘆詞)
成積(大地) 成(秩序が出来上がった)積(積み上げる)
醸育゛(尽きることのないさまざまな力が流れ合っている。) 醸(物質がどんどん増大している)育゛(さまざまな力の流れ)


2100天真積虚躍充因奇基因゛重活アマツソラトヨクモヤエル a ma tu so ra tou you ku mo yau yai ru
①大空この虚空に踊るもの(それは次(2101~2108)に示す通り)、充ち充ちたる不思議なる大本は、因果は幾重にも重なり動いている。
②第2章第1節 宇宙の移りゆく仕組み
天真積虚躍(天空)
天真(我を含めてまわりすべて。大宇宙。自然) 天(感嘆詞)真(真の姿)
積(積み上げる)
虚躍(何もない空間が動いている) 虚(何もない)躍(動くという意味の感嘆詞)
充因奇基因゛重活(いろいろな因縁を持ってできたものが幾重にも重なっている)
充因(十分なる原因※豊の語源) 充(充分に)因(原因)
奇基(奇しき大本となって※雲の語源) 奇(不思議なる変化)基(大本の姿)
因゛重活(因果は幾重にも重なり動いている) 因゛(原因結果が繰り返される)重(次々と繰り返し繰り返し積み重なって行く)活(現在形。一般動作を表す)


2101天大与活成雷゜アオテルナチ a o tai ru na ti
①ああ威大なる照り輝く実体。
②ああ大いなる光を反射する実体。
③ああ偉大なる太陽の光を反射する秩序だった大きな物体。
④月のこと。
⑤与活テル。お月様が照るとは、太陽の光が当って跳ね返る力の変換反射の意味。月も惑星も自ら光を放つものではなく、太陽の光を受けて照り輝いていたことを倭人は知っていた。
天大(ああ大いなる)
与活成雷゜(光を反射する実体)
与活(力の媒介・変換を表す※照るの語源) 与(光を反射する※手の語源。力を自由自在に変換する媒体)活(~する)
成雷゜(実体。秩序だった大きな物体)成(秩序が出来上がった)雷゜(エネルギーの塊)


2102会威与活成雷゜アカテルナチ au ka tai ru na ti
①明るく照り輝く実体。
②明るく反射する実体。
③恐ろしい力を持つ照り輝く秩序だった物体。
④明けの明星、金星、火星、水星、土星、木星。いわゆる五つ星、惑星。
会威(明るくなった) 会(出会う)威(大自然の変わり行く力)
与活成雷゜(光を反射する実体、照り輝く実体)


2103日威活醸雷゜ピカルムチ pi ka ru mu ti
①光り輝き続ける星。
②太陽と同じ恒星といわれるもの。
③自ら光を放ち続けるエネルギー体。
日威活(威大な力に変わった※光るの語源)
日威(ピカッと光った。)日(認識出来るエネルギー)威(大自然の変わり行く力)
活(現在形。一般動作を表す)
醸雷゜(反応を続けるエネルギーの塊) 醸(反応が進む)育(エネルギーの流れ)


2104震゜垂威活雷゜プタカルチ pu ta ka ru ti
①巨大な力が流れ出ている星。
②振動しながら恐ろしいエネルギーが溢れ出ている。
③恒星の爆発、爆発寸前にある星、エネルギーをどんどん吸い込む星。
震゜(潜在エネルギーの発動)
垂(力が溢れ出る)
威活(恐ろしき大いなる変化) 威(大自然の変わり行く力)活(現在形。一般動作を表す)
雷゜(エネルギーの塊)


2105霊゜凝雷゜ピコチ pi kou ti
①目に見えぬ力を持つ星。
②認識出来ない星。
③太陽から遠すぎて見えない、また近くにいても小さいから見えない。
霊゜(自然の意志と力)※太陽は認識出来るが霊゜は認識出来ないけれども潜在力を持っている。
凝(固まる)
雷゜(エネルギーの塊)


2106火゜威雷゜ポカチ pou ka ti
①燃える恐ろしい星。
②燃えている星。
③恒星が爆発した。燃えながら欠けて行く彗星。地球に突入して来る流星。
火゜(燃えるもの)
威(大自然の変わり行く力)
雷゜(エネルギーの塊)


2107霊゜凝ピコ pi kou
①目に見えぬ力を持つもの。
②見えない力のあるもの、隕石とか星間物質、ガス体など。
③天空に広がる微塵(びじん)、ガス
霊゜(自然の意志と力)
凝(固まる)


2108火゜微ポチ pou tsiu
①映える粒子。
②高エネルギーの量子。暗黒星や星間物質のようなもの。オーロラのように高エネルギーを持つ粒子。
火゜(炎)
微(極めて小さい)
2107と2108をつなげて霊゜凝火゜微ピコポチ※彦星の語源。
 

弓前文書 第2章第2節

2021-12-17 10:16:11 | 弓前文書(神文)
2200天大芽積育醸成因゛凝充垂活アオメツチムナヤコトタル a o mai tu tiu mu na yau kou tou ta ru
①ああ威大なる恵みを与える総合力の流れ(それは2201から2208に示す通り)、自然に醸され、形成され溢れ出た力の流れである。
②第2章第2節 天地の移りゆく仕組み
③我等生物が生きている地表と或る程度の高所天空、地下、所謂水圏における力の流れは、様々な力が変換し熟成され、色々な物事となって、力が溢れ出ている。
天大芽積育(天地の恵み、その流れる力※天地(アメツチ)の語源)
天大(ああ大いなる)
芽(自然の力が物に変わる局面、またその動作)
積育(増幅する力) 積(物事が増大して行く)育(力の流れ)
醸成(熟成される) 醸(醸し出す)成(物事が完成した)
因゛(その結果は定められた通りである)
凝充(形成される) 凝(固まる)充(充実している)
垂活(溢れ出ている) 垂(力が溢れ出る)活(~している)


2201虚躍日威ソラピカ so ra pi ka
①大空より降り注ぐ威大な力の流れ。
②水圏に降り注ぐ様々なエネルギーの流れ。
③大空より降り注ぐ、太陽の熱、光はもちろんのこと、晴゜も含む宇宙から来るあらゆるエネルギー。
④大空より降り注ぐ、恐ろしい程、力強い宇宙精気の不可視の生命エネルギー。
⑤空にある最大の力。
⑥鹿島神宮の祭神タケミカヅチ。御雷(ピカ)のこと。
◇古事記:タケミカヅチ。 日威に積育ツチ(増幅する力)を付け、さらに、垂異タケ(粉砕する、武)を頭につけ、垂異日威積育タケピカツチ。日威はピカ⇒ヒカ⇒イカ、ミカと変化。
虚躍(大空。この虚空に躍るもの。※空の語源。空とは、まさに何もないところに、昼は太陽、夜は、月や星が躍動するところ) 虚(何もない)躍(躍動する)
日威(太陽の熱、光、宇宙から来るあらゆるエネルギー。霊的な晴゜も含むまれる) 日(光と熱)威(大自然の変わり行く力)


2202震゜積津延プツツムノ pu tu tiumu nou
①大地から湧き上がる組織的な力の流れ。
②圧力、地圧。それから流れ出す、この大地を秩序立てる力。
③地表からも様々なエネルギーが溢れ出ている。
④香取神宮の祭神プツヌシの布土(プツ)のこと。
◇古事記:トヨフツのことだと思う。
震゜(自然の意志と力が発動する)
積(物事が増大して行く状況)
津(意図する)
延(秩序立て)


2203日成鋭ピナツ pi na tsu
①稲妻の流れ。
②一点に熱と光の力があった。雷※稲妻の語源。
③雷の力。電子の移動の力。
日(認識出来るエネルギー)
成(秩序が出来上がった)
鋭(極めて狭い。突き刺す。鋭い)


2204威哈゛育カグチ ka gu tiu
①火炎の流れ。
②恐ろしきいろいろなものを食ってしまう力の流れ。
③焔の力。電子の移動の力。
④古い言葉で火のことをカグチと言った。
◇古事記:ホノカグツチ(ホノヤギハヤヲ、ホノカガ彦)
威(大きなエネルギーが一挙に発動する)
哈゛(いろいろ食べる)
育(力の流れ)


2205澄成育スナチ su na tiu
①風の流れ。
②澄み切って出来たもの、これは当然空気。その流れ、それは風。
③空気と流れ、流体の力。
④古い言葉でスナチという言葉がある。
◇古事記:シナツ彦(風の神)
澄成(澄み切って出来たもの。空気) 澄(自然の意志と力を吸い込む)成(秩序が出来上がった)
育(力の流れ)


2206澄゛実育ズミチ zu miu tiu
①水の流れ。
②流体の力。
澄゛実(水、泉※水という言葉は、朝鮮語のミルと、このズミの合成語。) 澄゛(どんどん吸い込む)実(物質)
育(力の流れ)


2207萌延積育モノツチ mou nou tu tiu
①生き物が造り出す力の流れ。
②生物の力
萌延(生物。生き物) 萌(目に見えて物質が増加して行く)延(秩序立て)
積育(増幅する力) 積(物事が増大して行く)育(力の流れ)


2208厳渡積育イワツチ yi wa tu ti
①岩石、土砂が造り出す力の流れ。
②岩石、土砂の力、物体の力の流れ
厳渡(岩石・土砂※岩の語源) 厳(不動)渡(行き渡る)
積育(増幅する力) 積(物事が増大して行く)育(力の流れ)
 

弓前文書 第2章第3節

2021-12-17 10:15:42 | 弓前文書(神文)
2300充因美積母萌延成垂増育活トヨウツガモノナタマチル tou you u tu xau mou nou na ta mau tiu ru
①豊かに生み育てる母なるもの(それは次(2301~2308)に示す通り)、生育完成、余剰から増加へこの一元の力の流れである。
②第2章第3節 生成化育の移りゆく仕組み
③生物の体内で循環する食物の理論を解いた処。生物が次々生れてゆく循環、これは食物の循環であり、体内に於ける循環でもある。その循環の原因はすべて熱が関連していることを解いたものである。
充因美積母(次々生み育てる母、生物の場※伊勢神宮の外宮の祭神豊受大神、伏見稲荷の祭神ウカの珠の由来)
充因(満ち満ちたる世界※豊の語源) 充(充実)因(世)
美積(生まれる) 美(生まれる)積(積み上げる)
母(生命を生む母体)
萌延(生物) 萌(目に見えて物質が増加)延(秩序立て)
成(物事が完成した)
垂(力が溢れ出る)
増(物質増加の最大の姿)
育活(エネルギーの流れは物を生み出す、命のもと、その母なる熱の流れ。) 育(力の流れ)活(~している)


2301延霊゜舞ノピレ nou piu rai
①秩序を生み出す霊力。
②組織を作る反応熱力。
③生命を維持するためには熱が必要である。
延(秩序が進行中である)
霊゜舞(現象の命のもと。熱と力※霊゜が集中すると熱に変換する。潜在熱エネルギーのこと。天照の分霊。) 霊゜(自然の意志と力の一単位)舞(集中動作)


2302晴゜萌狩パモガ pa mou xa
①自然力を捕捉し活性化する。
②暖かくなる、所謂春となると生命力は溢れ出る。
③春を象徴。
晴゜(大自然の持つ意志とその力が張り出して行く)
萌(目に見えて物質が増加して行く)
狩(食物となる生命体を獲得する手段)


2303澄゛霊゜舞ズピレ zu piu rai
①水という媒体の霊力。
②水の持つ熱保有力。
③水は熱を溜め込むから、生命にはどうしても必要である。
澄゛(どんどん吸い取る。水)
霊゜舞(現象の命のもと。熱と力※霊゜が集中すると熱に変換する。潜在熱エネルギーのこと) 霊゜(自然の意志と力の一単位)舞(集中動作)


2304澄哈成スグナ su xu na
①秩序体を捕えわが物とする。
②生物は総て水を吸い込むようになっている。
③夏を象徴
◇古事記:スクナヒコタケヰココロ。少彦名の神、漁師のえべっさん。
澄(自然の意志と力を吸い込む)
哈(食べる)
成(物事が完成した)


2305垂霊゜舞タピレ ta piu rai
①余分の力を生み出す霊力。
②炭素化合物の持つ熱吸収力。
③生命を分化、分割するためには熱をどんどん吸収することが必要である。
垂(力が溢れ出る)
霊゜舞(現象の命のもと。熱と力)


2306穂゜飯集゛ポギヂュ po xiu jiu
①意志を分化、籠らせ、寄せ集める。
②その例として穀物。
③秋を象徴
穂゜(自然の持つ意志と力が分派、独立したもの。分霊)
飯(五穀そのもの)
集゛(物質の無秩序な群がり)


2307増霊゜舞マピレ mau piu rai
①分体を造り出す霊力。
②炭素化合物の持つ熱移動力。
③生命を維持し子孫を増やして行くためには、自らの熱力を増していかねばならない。
増(増加する)
霊゜舞(現象の命のもと。熱と力)


2308充実子トミゴ tou miu xou
①充実するとその雛形を分離する。
②自らも充実し子供が次々生まれてくる。
③冬を象徴
充(充分に)
実(物質)
子(母体から生まれた二世。雛形。)

 

弓前文書 第2章第4節

2021-12-17 10:11:06 | 弓前文書(神文)
2400美醸積因成凝充萌延日奇活ウムツヨナコトモノピクル u mu tu you na kou tou mou nou pi ku ru
①生まれ出る秩序体の過程は(次(2401~2408)に示す通り)物事にはすべて生命がある。
②第2章第4節 事物と生物発生の移りゆく仕組み
③生まれ出てくる秩序体(産土(うぶすな))の力によって、事物も生物も生きていけるのだ。
美醸積因成(生まれ出る秩序体の過程。凝充コト(事)とか萌延モノ(物)とかいう現象を作り出す段取り。※ウムツヨナ⇒ウムツナ⇒ウブスナ、産土(うぶすな)の語源)
美醸積(生まれ出てどんどん発展してゆく) 美(生まれる)醸(物質がどんどん増大している状況)積(積み上げる)
因(定められた通り)
成(物事が完成した)
凝充萌延日奇活(物も生物も生きていける)
凝充(事物) 凝(固まる)充(極めて物事が充実している)
"萌延(生物。普通の現象は凝充で終わってしまうが、生物は同じ現象を次々につくり上げていく。それで萌延というのは生物を意味する。) 萌(目に見えて物質が増加して行く)延(秩序立て)
"
日奇活(生きる。不思議なる行動を取り続けている。※生きているから、こんな行動がとれる。生きるの語源。) 日奇(不思議な力)日(光と熱)奇(不思議なる変化)活(~している)


2401奇育霊゜現クチピミ ku tiu piu mi
①妙なる力が醸し出される意志の段階。
②不思議なるエネルギー変換、意志の段階。
③潜在力の中に一つの渦が起る。
④日本数詞の一番目の段階(霊゜)。
奇育(不思議なるエネルギー変換) 奇(不思議なる変化)育(力の流れ)
霊゜現(意志の段階) 霊゜(自然の意志)現(見えているものの姿)


2402成穂゜真霊゜ナポマピ na po ma piu
①自然力から分化した真(まこと)の意志。
②独立意志が出来上がった(自然の分霊となった)。
③一つの分霊が出来上った
成穂゜(独立意志が出来上がった。自然の分霊となった。) 成(物事が完成した)穂゜(自然の持つ意志と力が分派、独立したもの。分霊)
真(真の姿)
霊゜(自然の意志)


2403爽育震゜現サチプミ sa tiu pu mi
①与えられた力が流れ出す意志行動の段階。
②行動を起こす原因をつくる、潜在力の発動。
③(出来上がった分霊が)次々と他の渦を巻き起す。
④日本数詞の二番目の段階(震゜)。
爽育(行動を起こす原因をつくる) 爽(レベルのうんと低い潜在力を持つ霊性)育(力の流れ)
震゜現(潜在力の発動) 震゜(自然の意志と力が発動する)現(見えているものの姿)


2404垂活基霊゜タルモピ ta ru mo piu
①力を行使する基本意志。
②潜在力を使う。大本の行動方針を決める。意志が出来上がった。
③統合されて更に潜在力を獲得してゆく。
垂活(潜在力を使う) 垂(自由エネルギーの発動)活(~している)
基霊゜(大本の行動方針を決める) 基(大本の姿)霊゜(自然の意志)


2405和貴実現ニキミミ niu kiu miu mi
①物質組織段階。
②組織体をつくり上げる現象。現実に顕われる段階。
③日本数詞の三番目の段階(実)。
和貴(組織体をつくり上げる現象) 和(組織体)貴(目に見えない変化)
実現(現実に顕われる段階) 実(物質)現(見えているものの姿)


2406実醸津霊゜ミムツムピ miu mu tiumu piu
①物質形成の意志。
②肉体をつくり出す意志。
実(物質)
醸(進展する)
津(意図する)
霊゜(自然の意志)


2407会躍因現アラヨミ au ra you mi
①現世対応の段階。
②激動に会す。定められた世界。激動の世の中に出て、生きて行くための準備の段階。
③日本数詞の四番目の段階(因)。
会躍(激動に会す) 会(出合いの時期到来)躍(最大の動作を表す)
因現(定められた世界) 因(定められた通り。世)現(見えているものの姿)


2408日奇津霊゜ピクツムピ pi ku tiumu piu
①秩序現象を続けようとする意志。
②現象を維持させて行く意志。
日奇津霊゜(生きようとする意志)
日奇(不思議な力) 日(光と熱)奇(不思議なる変化)
津(意図する)
霊゜(自然の意志)
 

弓前文書 第3章第1節

2021-12-17 10:10:31 | 弓前文書(神文)
3000天真津威醸移現育保堅延アマツムカムロミチトコノ a ma tiumu ka mu ro mi tiu to ko nou
①大宇は意図す、大自然変化の流れ行く道筋、永久の秩序立て。
②第3章章題 自然の法則 保堅延の巻
③第3章 大宇宙が意図する「神ながらの道」の法則
④大自然の永久の秩序立てとは大自然の法則。
⑤現に我々が見ている自然の姿だけでなく、目に見えない世界も含めて三つの法則に従い自然は変転して行く。
天真津威醸移現育(大宇は意図す、大自然変化の流れ行く道筋)
保堅(永久) 保(蓄えられている意志と力)堅(変わらない)
延(秩序立て)


3001威醸移現カムロミ ka mu ro mi
①大自然変化現相。(相=潜在力の消長。現象の始まり)
②大自然そのもの、即ち大自然が持つポテンシャルそのもの。
③変化する大自然そのものを指す。大自然。
④刻々と移り変わって行く現世、未来と過去の時間軸の舞台。
威醸移(自然変化は進んで行く) 威(大自然の変わり行く力)醸(進展する)移(進行中の動作を表す)
現(見えているものの姿。現相)


3002威醸移岐カムロキ ka mu ro ki
①大自然変化現象。(象=流れ込んで来る現実のエネルギー。現象の終わり)
②大自然(威醸移現)の潜在力。
③現実をつくり出し、過去の力を吸収する、その意志と力。
④大自然変化の現象を起こすべきという意味。
⑤威醸移現の中に起る現象を指す。
威醸移(自然変化は進んで行く)
岐(際立つ。現象)


3100現岐真晴゜活保堅因ミキマパルトコヨ
  mi ki ma pa ru to ko you "
①森羅万象は、大自然保有力が起こす因果の永久輪廻(りんね)運動である。
②第3章第1節 因果の永久循環運動の法則(第一の法則。保堅因の法則。輪廻因の法則。輪廻の法則。注)原書では様々な言い方で語られている)
③森羅万象は、さまざまな因果の果てに引き起こされた、その潜在力の消長の段階に応じて、それに向かって流れ込んだ現実エネルギーがつくり出したものである。その潜在力の消長の段階、これを因ヨ(世)といい、因ヨは、因は果を生み、果は因を生んで、次々と永久に繰り返されるものである。
現岐(森羅万象) 現(現相。この世の姿)岐(現象)
真晴゜活(輪廻する。まばらな潜在力に向かって力が張り出して来た。※まわるの語源) 真(真の姿)晴゜(大自然の持つ意志とその力が張り出して行く)活(現在形。一般動作を表す)
保堅因(永久に繰り返される世※常世の語源) 保堅(永久)因(世※潜在力の消長の段階(四つの段階があるので因、世という。世の語源)。


3101会晴゜成現アパナミ au pa na mi
①因縁結実相。(相=潜在力の消長)
②現実に現れる機会を得た姿。
注)潜在力の消長を相といい、流れ込んで来る現実のエネルギーを象という。
会晴゜成(現実に現れる機会を得た)
会晴゜(縁の出合い。意志自然力との出合い) 会(出合いの時期到来)晴゜(大自然の持つ意志とその力)
成(物事が完成した)
現(見えているものの姿。現相)


3102会晴゜成因アパナヨ a pa na you
①自然力吸収象。(象=流れ込んで来る現実のエネルギー)
②現実に現れる機会を得た力の状態。
会晴゜成(現実に現れる機会を得た)
因(定められた通り。世)


3103会穂゜成現アポナミ au po na mi
①事物発現相。
②現象という自然の中の一つの意志、分霊がつくられた姿。
会穂゜(独立した自然意志。分霊との出合い) 会(出会う)穂゜(自然の持つ意志と力が分派、独立したもの。分霊)
成(物事が完成した。秩序が出来上がった)
現(見えているものの姿。現相)


3104会穂゜成岐アポナキ au po na ki
①自然力集中現象。
②現象という自然の中の一つの意志、分霊がつくられた力の状態。
会穂゜成(現象という自然の中の一つの意志、分霊がつくられた)
岐(現象)


3105親陜成現イザナミ iu tsau na mi
①事物分解相。
②現象は分解、消滅して行く姿。
親陜成(生命有限。現象は分解、消滅して行く。この三音字が並ぶと、死ぬ意味が含まれて来る。雌雄の世界に人ったということは、生死の世界に入ったということ。)
親陜(分解して行く状況) 親(自然の親しみ。愛憎)陜(接近する)
成(物事が完成した)
現(見えているものの姿)


3106親陜成岐イザナキ iu tsau na ki
①自然力解放現象。
②現象は分解、消滅して行く力の状態。
親陜成(生命有限。現象は分解、消滅して行く。)
岐(現象)


3107親陜覆現イザヲミ iu tsau wo mi
①余韻因果相。
②過去のものとなった現象の姿。
③現象は消滅した過去の世界、分解した潜在力は又まとまって未来社会へと進んで行く段階。
親陜覆(現世をそのまま延長して来た陰) 親陜(分解して行く状況) 親(自然の親しみ。愛憎)陜(接近する) 覆(覆う。またその状況から影および過去も表す)
現(見えているものの姿)


3108親陜成因゛イザナヤ iu tsau na yau
①自然力拡散象。
②過去のものとなった現象はさまざまになった。
親陜成(生命有限。現象は分解、消滅して行く。この三音字が並ぶと、死ぬ意味が含まれて来る。雌雄の世界に人ったということは、生死の世界に入ったということ。)
因゛(原因結果が繰り返される。益々)