「○○ちゃーん!終わったよー!」
と言われ目が覚めた。
ああ、私のオペ受けてたんだっけ‥とぼんやり
ぼんやりと主治医の先生も見えたので「ありがとうございました‥」と言ったはず。
そのままあれよあれよと病室に行き、気がついたら心電図モニターやら酸素マスクやらフットポンプやらつけられてた。
左手にナースコール、右手に硬膜外麻酔の痛いとき用ボタンを持たされる。
「おしっこしたくなったら差し込み便器入れるので呼んでくださいねー」
差し込み便器のお世話になるのか‥
尿意を限界まで我慢してナースコールして差し込み便器を入れてもらうものの、尿意はあるのに全く力めなくて尿を出せない!
とってももどかしい!
「出たらまた呼んでくださーい」と看護師さん。
もじもじしてると旦那さん現る。
「いま差し込み便器入れてるんだけどおしっこ出ないの‥」
どんな報告だ笑
「バルーン入れてもらえばー?」
はい、私もそう思います。
そうしてる内に妹(他院看護師)も面会に。
仕事終わりにわざわざ来てくれたのかとじーんとする。
やっぱり尿出ないのでナースコール。
すると「おしっこの管入れますかね」
キターー!
「お願いします!」
おしっこの管をお願いする日が来るとは思いもしなかったよ。
しかも職場の看護師さんに入れてもらうという。
別に見られてもよかったんだけど、バルーンを入れるときは旦那さんと妹退室させられる。
看護師の妹は見たかったらしい笑
そのあとは勝手に妹に腹帯とかれて「へー!ラパだから傷跡小さいね」と私もまだ見てない傷跡を見られたり
酸素マスクの酸素量上げたり下げたり遊ばれたり勝手に血圧計られたりやりたい放題やられる。
いや、遊ばれてたなあれは。
そんなことしてる内に面会時間も終了したので妹と旦那さんが帰る。
そのあととんかつ屋さんにきたよー!ってとんかつの写真付きで送られてきた。
絶食中の私への嫌がらせだと思われるが、全く食欲がなかったので羨ましくもなんともなかったよ!
両親に無事オペが終わったよとメール。
母親が翌日くることになりびっくり。
虫垂炎だしそこまでしなくていいのに‥。
父親からは、無事に終わって本当によかったと。
消灯は22時。
昨日は殆ど寝てないし、やっと痛みから解放されて、硬膜外麻酔のおかげで痛みゼロという幸せを味わって寝る。
フットポンプがプシュープシューとずっとなってるのが気になるけど寝れた。
暑くて汗が止まらないので氷枕をもらった。
○入院2日目
6時に病室の電気をつけられ起床。
なんかちょっと創部が痛いかも‥。
昨日と同じ清掃の人が部屋を掃除してくれる。
おじいさんの清掃員さんが天気の話などをしてくれた。
「昨日は雨だったけど今日は晴れるね」
昨日晴れる痛みと戦ってばかりで外すら見てませんでした‥。
「頑張ってね」と言って去っていく。じーん。
朝ごはんも私には関係ないですし(絶食中)
日勤の看護師さんが挨拶に来る。
あー見たことある子だ。
採血にくる検査技師さんに「昨日より良さそうだね、昨日は悶えてたもんね」
ええその通りです!悶えてました!
看護師さんがきてオペ着からパジャマへ着替える。
やっとT字帯とおさらば。
ヨレヨレの10年物のパジャマのズボンとヨレヨレの10年物のTシャツを着る。(ヨレヨレのパジャマしか持ってない)
看護師さんが「傷見ました?」とニコニコしながら聞いてくる。
見てないですよーと答えると、ほらこんなに小さいんですよーと言って腹帯をといてくれた。
硬膜外麻酔でよくわからなかったけど、こんなとこに傷があったんだ!ってびっくり。
間も無くレントゲンに呼ばれ、助手さんに車椅子で連れてってもらう。
髪の毛ギットギト‥
部署の人に会わないのを祈るのみ‥。
まだ立ち上がったり座ったり寝っ転がったりの動作が鈍いしつらくて、レントゲン撮影は大変だった。
技師さんや助手さんに支えてもらいながらやっと。
痛くて背筋伸ばせないし。
病棟に戻って即シャンプーだけでもいいからしたいと看護師さんにお願い。
洗髪台があるので、午後2時ならおっけーとのこと。
それまで我慢。
午前はそこまで痛みも感じず過ごす。
お昼ももちろん絶食。
硬膜外麻酔の量を減らされて段々痛みを感じるように。
痛いときはボタン押せば麻酔が流れて痛み軽減されるので、定期的に押してた。
お昼休み中に職場の人が一人病室へやってくる。
緊急オペ経験者だったので緊急オペあるあるで盛り上がる。(どんなあるあるだ)
笑うたびに創部激痛(T_T)
午後2時。念願のシャンプー。
看護師さんにシャンプーしてもらう。
こんなことまで申し訳ない‥って気持ちに。
職場だから尚更。
シャンプーしてかなりすっきり。
これで院内うろつけるわ♪
という気持ちに。
術後の合併症に腸閉塞があり、その予防のためにもたくさん歩いてください!と言われたので、面会に来る母が来るのを待ったら歩こうと決意。
そして母がはるばる札幌からやってくる。
荷物の半分はお土産のお菓子。
わざわざ私の部署の分も買ってきてくれてた。これは旦那さんに届けてもらうことに。
母が来たので歩くことに。
腹帯やらT字帯やら、緊急オペだったので病棟のものを借りていたのでそれを売店で買って返すために売店へ。
おばあちゃんのように背中を丸めながら売店へ。
暑かったのと、絶食が続いてたことで低血糖気味になってしまい汗だくで病棟へ。
すると看護師さんに「冷や汗かいてません!?」と驚かれ血糖値はかったりバイタルはかったり。
元々低血糖になりやすくて‥と話すとまだ絶食だけどゼリーとか食べていいですよと言われたので、お昼に職場の人にもらったゼリーを食べる。
久しぶりの食べ物‥幸せを感じた。
ついでに硬膜外麻酔の刺し口?背中から浸出液が出てて、白いTシャツで目立つので着替えましょうと言われる。
10年物のヨレヨレTシャツに着替える。(ヨレヨレTシャツしかない)
仕事終わりの旦那さん現る。
続いて職場の人2人も。
談笑、笑うと痛い。
遅くなる前に母は滞在先の友人宅へ。
旦那さんと部屋でまったりしてると、旦那さんのご両親まで来てくださる。
仕事終わりに本当申し訳ない‥。
素敵なお土産まで置いてってくださる。
母から旦那さんのご両親へのお土産を渡すとびっくりされ、何もなくてごめんね!と言われる。
いやいや、母が来ること自体が予想外だったのでいいんですよと‥
両家の気の使い合い‥。
で、ご両親はすぐ帰られる。
わざわざ少しのために申し訳ない。。
そのあと旦那さんも少しまったりしてから帰る。
なるべく歩こうと思い、エレベーターホールまでお見送りしたりする。
そして念願の夜ご飯!
五分粥!
五分粥でもちゃんとおかずはあるし幸せだった。
テレビつけるけどつまらない、すぐ消す。
暇な時間はInstagramで入院してる人の投稿をひたすら見てた。
こんな過ごし方してるんだなと思ったり、いろんな病院の病院食見たり。
セレブ産院の食事はマジですごいと学んだ。
そうしてる内に消灯、就寝。
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