『ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書2』(講談社刊)に、
鏡リュウジさんが登場して、
「占い」「運命」について色々お話をされていた。
ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書2 「勉強」と「仕事」はどこでつながるのか | |
6人の特別講義プロジェクト,モーニング編集部 | |
講談社 |
その内容が興味深かったので、ご紹介したいと思います。
*:`☆、。・:*:`。・:*:`☆、。・:*:`★*:`☆、。・:*:`。・:*:`☆、。・:*:`★
「占い」とは、
「人生のあらゆる場面で湧き上がってくる「なぜ?」を、
別の角度から考えるヒントになる」と彼は言う。
たとえば、あなたは大学入試の当日、試験会場に向かう途中、
歩道を歩いていて、いきなり交通事故に巻き込まれてしまった。
そのせいで、入試を受けることができなかった。
酔っ払い運転をしていた運転手がハンドル操作を誤って、
歩道を歩いていたあなたをはねてしまった、
というのが客観的事実だとしても、
なぜ、自分が、よりによってそんな重要なときに事故に巻き込まれたのか、
という疑問に答えてくれるのが、占いなのだと。
占いをあたかも科学的なものであるかのように語る人がいるけど、
それはとても危険なことだ、とも彼は言う。
「占いは、絶対に科学などではない。(中略)
この科学万能な時代に生きていると、えてして
『科学的=正しいこと、いいこと』
『非科学的=間違ったこと、悪いこと』と考えがち。
だから、占い的なものを取り扱うとき、
ついそこに科学っぽい話をまぜて語りたくなる。
そうやって自分の正当性を主張したくなるんですね」
彼は、
「スピリチュアルっぽい言葉はなるべく遠ざけるようにしている」、
とも言う。
*:`☆、。・:*:`。・:*:`☆、。・:*:`★*:`☆、。・:*:`。・:*:`☆、。・:*:`★
「悩み」ついては、彼はこう言う。
「心のモヤモヤは大人になっても解消できない。(中略)
僕だって、こんな仕事をやっていながら、
10代のときから抱える
『科学的な自分』と『科学的じゃない自分』の共存について、
いまだにモヤモヤが晴れていません」
「悩んだり、がっかりしたり、心にモヤモヤがあったりするのは、
自分の人生を好転させるチャンスなんだと考えてください。
いちばんよくないのは、
『どうせ僕は』とあきらめてしまうこと。
希望や可能性を自分の手で捨ててしまうこと。」
と彼は語る。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます