WTT スターコンテンダー バンコクの準々決勝で橋本帆乃香がチョン・ジヒに最高のカットマンプレーで勝利したが、
その第3ゲームでは
チョン・ジヒが誰よりも素晴らしいライジングスマッシュを叩き込んで帆乃香の守備を崩し優勢に押し切った。第4ゲーム以後はチョン・ジヒの見事なライジングスマッシュはほとんど影を潜め帆乃香がやり放題のプレーで押し切った。
だが、第3ゲームで見せたチョン・ジヒのライジングスマッシュは凄まじい武器だった。
相手の返球の台からの跳ね上がり際を一瞬でスマッシュする最高級のものだった。張本美和がまだマスターできないでいるものだ。バックハンドでのそれはすでにマスターしているものの、フォアハンドではドライブプレーを主体に戦って来た習慣からか
今回のチョン・ジヒのそれとは劣る凡ライジングスマッシュとでも言いたくなるものでしかない。跳ね上がり際をスマッシュできなければやはり意味がないのである。
私が最前から言っているように
ライジングスマッシュをマスターしきった者が最高のチャンピオンになるだろう。