父親からコーチ・助言を最近受けまくっていますが、それはやめにしなさい。
自立心がなくなり、自ら解決する力をつけられなくなるからです。
専門コーチについて努力するほうが懸命でしょう。成人になる上で必要な道筋と言えるでしょう。
今回の世界卓球団体戦で追い込まれた中国に見られたことは
何が何でも自分の方から先制攻撃を仕掛けて押し切るという飽くなき姿勢でした。
この姿勢に美和ちゃんは屈したと言っていいでしょう。
美和ちゃんもできる限り三球目攻撃を仕掛けられるゲーム組み立てに腐心することに常に心がけることが必要です。
スピード卓球についていくつかの観察を踏まえて助言します。
まず第一試合の孫穎莎戦で見受けたことから。
孫の強打に対して大きく振りかぶる対応で返球しているようでは、相手陣をしっかり捉えることはできません。
やはり跳ね上がりに即合わせて打つ打法を身につけるべきでしょう。
そこで孫が何かヒントを与えてくれるのではないのかと孫の動きに注目して見ていたら
孫は手首をくるりと回してラケットを立て直してバウンドに合わせてライジングショットを繰り出すことを何度かやっていました。
小さく後ろに引き下げてから打つよりもリズムを取りやすい打法なのではないでしょうか。
そのような打法で強打を打ち返せるのは孫の手首が強いのかもしれません。手首の強化とともにこの打法を身につける特訓をしてみてはどうでしょうか。
次に第五試合陳夢戦を見て一言。
ラリーを見て考えられたことです。
よく緩急をつけるchange of paceが主張されますが、
先制攻撃を仕掛ける視点からみれば、生ぬるい手法です。
change of pace は、急から緩への変換だけでは片手落ちです。
ひなが最近見せているように、急から超急への変換を何としても身につけるべきです。ラリー中に思い切りよく振り切る打法を身につけるべきでしょう。
先制攻撃に長けることが何より望まれます。