陳夢戦の敗因は第二ゲームのサーブからの組み立てがまったくまずかった点だ。
第一ゲームで相手陣に低く弾むサーブを主軸に組み立てを図って
主導権を握り相手を圧倒した展開を見て
そのままゲーム運びすれば陳夢に圧勝するだろうと見ていたら、
君はこれまでの試合で見せていたように
手前から高く弾み相手陣でも高く弾むサーブを主体にしてゲーム運びを行い
陳夢の速攻から主導権を握られるラリー展開に持ち込まれ
劣勢に押しやられてしまった。
相手陣で高く弾むサーブは
相手陣の奥深くでいつでも弾めば
威力のあるものになるが
こと速攻からのラリー展開に強みを絶対的に持つ陳夢のような選手に通用する
はずがない。
ラリーになっても振りの大きい攻撃をすることしかできない、
コンパクトに振り抜いてこちらから
速攻で反撃するというような対応の技術を持たない
君が
そのようなゲーム組み立てをして勝てる訳がない。
ならば
第一ゲームのように
自ら仕掛ける速攻で主導権を握れる3球目攻撃やラリー展開に持ち込むことができる
相手陣で低く弾むサーブを主体とした
ゲーム運びを常に企てるか
相手から速攻され
ラリー展開されても
コンパクトに振り抜き反撃速攻できる技術を身につけるか
をしなければならないだろう。
昨日は何としても勝ってもらいたかった。
今後の奮闘に期待する。