新成人よ個性に目覚めよ

三連休の最後が成人の日。
はるか昔、60年も前の話、自分だって成人の日はあったのだった。

兵庫・芦屋の高校を出た。そして豊中に引っ越して、大学生になった。成人になったとき、もとの高校の校舎で成人式があるという通知が来た。
あのころ、成人式というのはそんなに重要とも思えなかったので、欠席してしまったのだ。

でも、今では、成人の日はテレビでつぶさに報道されるので、いろいろあることが判る。

浦安では、ディズニーランドを会場にして成人式が行われ、羨望の的になっている。
あそこだったら、雰囲気がきちんとしていて、ミッキーマウスとかアトラクションもあるので、上品な式で好感がもてる。参列した成人も、大人としての自覚を持とうとか、立派なコメントが聞ける。
浦安は、ディズニー効果で教育的にもいい成人式である。

北九州とか沖縄。常軌を逸した仮装の男女。がらの悪い放言、暴虐、阿鼻叫喚、飲酒、はてには公務執行妨害などで逮捕。あれが、成人になった人のありさまか。

今どき、若者はラインやスマホでつながっている。そのつながりは、意見を闘わすとか、個性を表明するとかいうのでなく、似た者同士だけがつるむような繋がりらしいのだ。

成人になったら、自分の個性を持とう。考え方、行動、対人関係、将来へのコンセプト。こういったものを自分なりに持つとまではいかなくても、こうしようという自分の考えを持とう。形成してゆこう。

それでこそ、新成人の態度であるべきなのだ。
若者は、日本の宝。年上のものも、若者に接する機会があれば、よく話に乗ってあげようよ。