サンズ・トーク

昔、秋葉原に青果市場があった

たしか30年ぐらい前まで、秋葉原の電気街のうらのほうに神田の青果市場があったのだ。


JR秋葉原駅

江戸時代以降、明治、大正、昭和と江戸っ子に青物を供給する青果市場、俗に言う「やっちゃば」が威勢よく商売していた一角。
国鉄の引っ込み線もあって、諸国からの荷物を積み下ろしもしていたはずだ。

私が何故、今、これをいうかというと、今度、秋葉原の山手線のガード下に各地の名産品のアンテナショップみたいなマーケット「食品館」ができて、ショップの愛称が「ちゃばら」というのだ。
ちゃばらが何かというと、やっちゃば&秋葉原の造語らしい。
沖縄の名産品があったり秋田のいぶりがっこ、千葉の枇杷ゼリー、静岡の茶、新潟の銘酒などあちこちの名産品を店ごとに競って売っており、レジは一箇所に集約されている。
それで、今日が開店初日だというので、枇杷ゼリーのお土産を買ってみたのだ。





東京には各府県のアンテナショップが各地の名産品の魅力を振りまいているので、ここの「ちゃばら」みたいなマーケットができても厳しいのではないかと思う。
でも、1箇所で全国各地の名産品が安直に手にはいるというのは、繁華な秋葉原では成り立つのかもしれない。

それで、昔あった神田の青果市場は、たしか大森のほうに移転していった記憶があるのです。

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