これは、タブレット型のコンピューターメディアプレーヤーであるといわれる。
A4ぐらいの平面に、アイコンが一杯。
それぞれのアイコンが、機器のそれぞれの用途を示しているアプリケーションだという。
私ごときは、そんなに多機能のものは欲しないし、いじるのも無理そうなので、近寄りがたい思いがする。
中で、電子書籍というのがある。
見たいと思った本があったら、ダウンロードして、本のように読書ができるそうだ。
ハウツーものの本だとか、旅行案内の本だったら、いいかもしれない。
図書館がわりに、簡単にアクセスできれば、それなりに使い勝手がいいかもしれない。
ただ、高度な精神作業を伴う文学作品だとか、作者が、読者に作品を解釈する巾をゆだねているような種類の本などは、
やっぱり紙の書籍でじっくり味わうほうがいいのではないかな。
お手軽すぎる読書になれてしまうと、人間の思考もアイパッドのように平べったくなってしまいはせぬか。
知識は豊富でも、根性はいまいちだとか、人の心のぬくもりを解さないとか、人間音痴な人間ができはせぬか。
便利なのも良し悪しだと思う。
終戦後、公設市場があちこちに出来、八百屋、魚屋、日用品店、化粧品店、乾物屋、米屋に混じって、書店があり、それ以外に貸本屋さえもあった。
いまなら図書館だが、当時は貸本屋というのもあって、大人も子供も安直に本に親しめた。
アイパッドが新しく登場して、私ら年配者は、いっそういじけてくるみたいであった。
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