これは飛鳥時代となるが、案内書には真言宗豊山派総本山と書いてあります。
ナビを伝って走るEくん運転の車が名阪国道を天理から山の奥へ奥へと走るので、不安だったのですが、あとでそのわけが分かりました。
天理回りの道は、山の中を迂回して長谷寺の脇参道の駐車場に出てきます。
正門からの参詣となると、門前町の長い参道を徒歩で進むことになり、日中は車が入れないのでした。
長谷寺は花の寺といわれるが、5月の今の時期は牡丹が沢山咲きそろっていました。
紀貫之がふるさととして花の寺を歌っている。
人はいさ 心も知らずふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける
歌ついでに、御詠歌の碑を見かけました。
いくたびも まいる心は はつせでら 山も誓いも ふかきたにがわ
御詠歌というと、多数の老婆がお堂につめかけ、皆で歌を唱和する印象なのですが、ここは昔から民衆がつどい、信仰を確かめ合った様子が感じられるのでした。
西国三十三所観音霊場第八番。
初瀬という地名ですが、深い山の懐に堂塔が緑に埋もれていました。
このお寺、以前参ったことがあったか、なかったか。
どうも信心深くなくってごめんなさい。
でも、今、家内、子息、嫁さん、孫と参詣しますと、一同の安心、多幸を観音さまが見ていてくださるようお祈りするのでした。
山内は起伏に富んでいて、回廊や石段もある広い寺域でしたが、みんな健脚。ことにMちゃんは身が軽くて達者な子だったねえ。
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