湯島天神は丁度菊祭りだかをやっていて、境内あちこちに展示されていました。
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これは懸崖造りの菊。崖から垂れ下がる姿の菊です。
傍らには、女性の猿回しが猿に芸をさせていて、擬人劇が面白く、つい笑ってしまうのでした。
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境内には、泉鏡花の筆塚があります。この天神は、鏡花の名作「湯島の白梅」の舞台で、本当なら白梅が主役なんでした。
湯島通れば、思い出す。お蔦、力の心意気。と唄があります。
そして、陽はやや西に傾きて・・・・。
アメ横を通りすぎてJR上野駅に戻ってきて、解散。
上野駅の外構には井沢八郎の歌謡曲「ああ上野駅」の記念碑があります。
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F君、集団就職の就職列車の歌だというのはよく判っています。
でも、「出だしはどんなだったっけ」と聞きますので、口ずさみました。
どこかに故郷の 香りを乗せて
入る列車の 懐かしさ
上野は俺らの 心の駅だ
くじけちゃならない 人生は
あの日ここから 始まった
F君も唱和してくれるのはいいけど、いいじじいが二人、駅頭で合唱するのは格好悪いよ。
かなり、恥ずかし目な上野の夕暮れなのでした。