すると、日本の敗戦後、社会・経済の急速な復興、躍進,変化、変遷を語らずして、労働力の現状を語れない。
そんな気がしたので、今日は、戦後の日本の社会事情に触れてみたい。
昭和20年8月、日本は太平洋戦争に破れた。
すると、まずやってきたのは、国土の復興は當然だが、人口の増加。急に増えた。
そして、都市圏の経済の活性化。
商店街・公設市場などの活性化。個人商店が活気づいた。
それから、住宅ローンが起こって、持ち家も増えてくる。
それとか、結婚ブームや、核家族化、生活の欧風化。
社会全体の電化・ガス化・モータリゼーションの普及。
高学歴化、塾の勉強も社会に増えてくる。
市場・商店街の繁栄につづき、小売業の大規模化もやってくる。
個人商店は、次第に大規模企業・店舗と対抗して、勤労者対策を競うようになる。
福利更生対策を打ち出す。
休暇制度や昇給制度、退職金制度の充実。
親方日の丸で、年中無休の個人商店は、自分の子息さえも、福利精度の整ったなるべく大きな勤め先を志向するようになる。
こうして、市場とか商店街はさびれ、大規模ショッピングセンターや、コンビニチェーンにとって変わられてゆく。
というのも、善し悪し。
近所の大きな自転車ショップなどは、開店しても採算が取れなければたちまち閉店。
自転車を購入したお客さんは、周辺に自転車やさんがなくなって、パンク修理さえもできなくなる。
いまや、小売業が近代化したといっても、庶民の過ごしやすい社会とはいいがたいようなのだ。
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