サンズ・トーク

テレビを買い換えた

リビングのテレビと食卓のテレビ、デジタルとアナログに違いがあって、映像、音声が少しずれていた。理屈は別として、やっぱり違うんだと思っていた。

地デジになると、我が家の複数のテレビもそのうちデッドストックになる運命だった。
エコポイントの取扱期間が延長されるとかで、ポイントで、古い奴を1台でも処分できるから、この際、と家内のいうことで、食卓前の小型のものを、小型の薄型に買い換えた。

今更ながら、薄い画面の裏にテレビの受像、音声の装置が凝縮しているのに感心している。
また、当然ながら、デジタルとアナログの時間差が解消された。そういえば、これがあるから、テレビで時報を打たなくなったのだと気がつく。

画面がすっきりしたが、放送されている中味は、あいかわらずプアーだ。

タレントというが、芸のない芸人が、仲間内だけでぎゃあぎゃあやっている。
イージーなコメンテータが、無責任なコメントをしゃべっている。

シリアスな内容の話題に考えこんでいる間にも、不遜なコマーシャルを容赦なく突っ込む。
発毛日本一だと、痔にはボラギノールだと。

実行できないマニフェストを掲げて当選した議員どもの、厚顔無恥なありさまもデジタルに見える。
決断しない総理と、裏で仕切る選挙いのちの利権独り占め幹事長。
両方とも、金の問題で、司直の手がはいっているのだ。

世の中のいろんなあらが、アラアラ良く見える薄型デジタルだった。
家電の技術は進歩すれども、発信しているコンテンツは、この国の社会の恥部を反映するように、貧しく、恥ずかしい内容なのである。
それにしても、50年も前、大宅壮一、テレビを指して、「一億総白痴化」とは、よう言うた。

でも、せめてマスコミさん、もうちょっと中味を考えてよね。大学でたんだろ?

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