すると、鳥や害獣にご馳走を整えてやるような按配で、かじられたりする話をよく聞くようになってきます。
うちのミニトマトも、赤くなってきたらカラスだと思うのだが、ついばんだ跡があったり、落果していたりするのです。
それで、一計を案じ、魚釣りのテグスの余ったやつを、鳥の飛んでくるあたりに張り巡らしたのです。
隣りのKさんにそのことを話したら、自分は昔の住まいがマンションだったのだが、役員をしているとき、カラスがベランダを荒らすという苦情があって、釣り糸を高層階のベランダにはったら鳥よけに有効だったとのことで、効き目があるに違いないということになったのです。
別の人は、向こうの林の中にハクビシンが居るに違いない。キュウリやとうもろこしが食害を受けるという話でした。
キュウリをかじりとって、それを物陰に運び、安全なところでたべるのだとか。
ハクビシンとは見たこともない獣だが、多分、いたちのような小動物なのだろう。
いたちだって、みたこともないのでした。
冬場、青物がない時分、ひよどりの大群がやってきて、白菜やキャベツが丸坊主になってしまうことがあった。
でも、今、夏場の鳥の害はほとんどカラス。
住宅街のごみ置き場をあさって、食べ物が豊富なので、カラスが随分増えているのです。
菜園にゆくと、樫や欅の大木のてっぺんに止まって、数匹でカア、カアと鳴き交わしている。
家庭菜園は、かれらにとって、早朝から開店している食べ放題の楽園レストランなのでした。
早朝は、百姓なんか一人も居るわけがないのです。
カア、カア、カアの天国なんです。
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