普段、野良で顔をあわせる時には、交わす話は畑の出来具合とかが多く、話題も限られているのです。
でも、畑を離れて、焼酎に親しんだりすると、皆さんの多彩な薀蓄を聞くことが出来て、とても新鮮なのです。
50台の方がひとり、他はおおむね60台。皆さん、ついこないだまで、社会でひとかどの力を発揮してこられた勇士ばかりなのです。
ITシステムをビジネスしてこられた方、税金や年金に詳しい方、震災被災地ボランティアを組織された方。
上海から日本に来られて30年ぐらいにもなる中国の方。
自転車ツーリングで、年積算8千キロ爆走される方、開発とか建設に詳しいゴルファーとか、さまざまいろいろなのです。
ビールを飲み、焼酎のボトルを空け、いいぐあいの話がつづくなか、ユーカリが丘の夜は更けてゆくのでした。
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駅前のLEDのイルミネーション
連れ立って帰る道々、ふと啄木の歌がでてくるのでした。
友がみな われよりえらく 見ゆる日よ
下の句が出てこなかったので、家に帰って探してみました。
すると、下の句は
花を買い来て 妻としたしむ
だったのでした。ナルシストだねえ啄木って。