いよいよ退所の日が来たAちゃん。みんなで最後の昼食をとった後、同じホームの子たちに手伝ってもらって荷物を車に積み込んだ。園にいる子どもたちと職員がみんな玄関に集まってきた。そしてお別れのセレモニーと動いてゆく。セレモニーと言っても形式ばったものではない。子どもたち一人ひとりからお別れの言葉、そして次は職員からの言葉、最後は本人の挨拶という感じに流れて行く。声をあげて泣くもの、無表情なもの、お道化るもの、様々なリアクションだ。表現こそ異なるが、みんな寂しいのだ。
「さようなら、頑張って!」 お別れの常套句だ。でも、幼児さんのころから高校を卒業するまでここで生活していたAちゃんにとって、本人しかわからない重さと深さがあるに違いない。
大きな荷物は、引っ越し先に送ってあるので最後の見回り品を園の車に積み込んだ。
玄関前に集まってきた子どもたちと職員。
同じホームの子からお別れの挨拶。
感極まって目頭を押さえる職員。ずっと一緒に生活してきたんだもんね。
そして出発です。 いつでもさんあいに帰ってきて!
さんあいのお隣さんちの桜も満開で、見送ってくれました。
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