空の巣症候群という言葉をご存じだろうか? これは、子育てに奔走していた母親が40代から50代にかけて子どもが巣立って行った後(空の巣)に起こる燃え尽き症候群の状態で、心身にも不調をきたすようになる。
施設で働いていると、一人が巣立ってゆくと、すぐに他の子が入所してくるので仕事上で「空の巣症候群」になることはない。ただ個々の職員レベルでは、手のかかる問題児が卒業・退所した後で少しばかりの空の巣症候群になる方もいる。しかし、すぐに他の児童のことでエネルギーは復活する。
社会的養護の必要な子どもが減ってきて、入所児童も減ってきて施設全体として空の巣症候群になるような日が、いつか来てほしい。
子育ては、お互いに育ち育てられの日々だ。それは癒し癒される日々でもある。
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