なるほど、こういうこともあったんだなあと。
昨年6月、三千里が毎年開催している6.15南北共同宣言記念集会では、統一研究院の李鳳朝院長が、開城工団のことを中心に講演してくださった。
その質疑の時、都理事長が「南北の若い労働者が一緒に働いているのですから、恋愛とか結婚とかそういう話はありませんか?」と質問した。
李院長は、『残念ながら』と前置きしてまだ例がないと話された。
でも、金剛山ではあったんですね。
私も、こういうの期待しちゃう。こんなカップルが誕生したら本当に祝福してあげたい。こういうカップルが続々誕生したら、どんなに南北が近づくだろうか…
しかし、どちらに住むのかとか、ひと悶着起こりそうではある^_^;
written by maneappa
【韓国女性射殺:引き裂かれた「南男北女」】
2008/09/07 10:11:31
今年7月11日未明、北朝鮮軍の銃弾が金剛山観光に訪れていたパク・ワンジャさん(53歳)を貫き、南北関係は急激に冷え込んでいった。その結果、北朝鮮には韓国側の事業関係者199人だけが残り、ほかの人員は撤収した。この過程で、「南男北女(韓国の男性と北朝鮮の女性)」カップルの素朴な純愛もまた、終わりを迎えた。
リゾート企業に勤めるソク某さん(38)は2年前、金剛山特区内の「金剛山刺し身店」で、肌が白くふくよかな頬をした北朝鮮の女性Aさん(23)と出会った。ソクさんは金剛山で、韓国人観光客が滞在する宿泊施設を建設する仕事をしていた。Aさんは韓国人が運営する伝統料理店で従業員として働いていた。
Aさんに恋している間、ソクさんは出勤する従業員らを乗せたバスが食堂に到着する午後1時30分にわざとそこまで出向き、Aさんと目を合わせた。そして2‐3日おきにAさんが働く食堂へ足を運んだ。従業員との会話は禁止されていたが、しばらく出入りするにつれ、食堂側はソクさんが来る度にAさんが給仕をするよう取り計らってくれた。
食事を終えて帰るころになると、ソクさんはAさんの手をしばらく握り、一緒にいる時間を少しでも延ばそうとした。ちょっとした冗談を飛ばす度に顔を赤らめていた純真な北朝鮮の女性も、ついには愚直な韓国の独身男に少しずつ心を開き始めた。
最初にソクさんが「わたしたちが結婚できたらどれほどいいだろうか」という話をすると、Aさんは「同志、冗談もうまいのね」と笑って済ませた。そんなAさんも、時間が経つにつれ「そうなったらいいけれど、果たしてそうなるか…」と溜息をつく日が多くなった。
今年5月、金剛山特区で出会ったソクさんは、「彼女のことが胸にじわじわと染み込むようだ」と語った。「本当に結婚できる、という確証はなかった。彼女のことを見ているだけで良かった。できるだけ長く見ていたい、長く心に留めておきたい」
「両親はこの事実を知らない。息子が北朝鮮の女性に心を奪われたということを知ったら、ひっくり返るだろう」と語るソクさん。一度、母親に冗談で「北朝鮮の女性はとてもきれいだから、嫁にするのはどうだろう」と聞いてみたことがあった。すると母親は、最初は「気違い」と言っていたものの、「北朝鮮政府が許してくれればどうにかなるだろうか」と答えたという。
北朝鮮政府の視線を避け、二人の交際は2年間続いた。ついには独身男の胸の内を哀れに思った会社が乗り出し、北朝鮮の政府機関に二人の結婚を提案した。北朝鮮側からさしたる反応が見られない中、周辺では初の「南男北女」夫婦が誕生するかもしれない、という期待が高まった。
しかし7月11日、北朝鮮軍が韓国人観光客に放った2発の銃弾は、南男北女を永遠に引き裂くことになってしまった。ソクさんは金剛山を離れ京畿道加平地域の開発チームに配属され、Aさんが勤めていた食堂は閉鎖された。事件後、韓国の観光客がいなくなったためだ。ソクさんがチームを移った7月15日、Aさんが働いていた食堂の従業員らもまた、金剛山特区を離れた。
カップルは別れのあいさつを交わすことすらできなかった。ソクさんは今でも金剛山特区をしばしば訪問するが、もうAさんと会うことはできない。先月29日、記者の電話インタビューに対し、ソクさんはこのように語った。「全てが夢だったかのようだ。いつか良い思い出になるだろう」
呉允熙(オ・ユンヒ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
昨年6月、三千里が毎年開催している6.15南北共同宣言記念集会では、統一研究院の李鳳朝院長が、開城工団のことを中心に講演してくださった。
その質疑の時、都理事長が「南北の若い労働者が一緒に働いているのですから、恋愛とか結婚とかそういう話はありませんか?」と質問した。
李院長は、『残念ながら』と前置きしてまだ例がないと話された。
でも、金剛山ではあったんですね。
私も、こういうの期待しちゃう。こんなカップルが誕生したら本当に祝福してあげたい。こういうカップルが続々誕生したら、どんなに南北が近づくだろうか…
しかし、どちらに住むのかとか、ひと悶着起こりそうではある^_^;
written by maneappa
【韓国女性射殺:引き裂かれた「南男北女」】
2008/09/07 10:11:31
今年7月11日未明、北朝鮮軍の銃弾が金剛山観光に訪れていたパク・ワンジャさん(53歳)を貫き、南北関係は急激に冷え込んでいった。その結果、北朝鮮には韓国側の事業関係者199人だけが残り、ほかの人員は撤収した。この過程で、「南男北女(韓国の男性と北朝鮮の女性)」カップルの素朴な純愛もまた、終わりを迎えた。
リゾート企業に勤めるソク某さん(38)は2年前、金剛山特区内の「金剛山刺し身店」で、肌が白くふくよかな頬をした北朝鮮の女性Aさん(23)と出会った。ソクさんは金剛山で、韓国人観光客が滞在する宿泊施設を建設する仕事をしていた。Aさんは韓国人が運営する伝統料理店で従業員として働いていた。
Aさんに恋している間、ソクさんは出勤する従業員らを乗せたバスが食堂に到着する午後1時30分にわざとそこまで出向き、Aさんと目を合わせた。そして2‐3日おきにAさんが働く食堂へ足を運んだ。従業員との会話は禁止されていたが、しばらく出入りするにつれ、食堂側はソクさんが来る度にAさんが給仕をするよう取り計らってくれた。
食事を終えて帰るころになると、ソクさんはAさんの手をしばらく握り、一緒にいる時間を少しでも延ばそうとした。ちょっとした冗談を飛ばす度に顔を赤らめていた純真な北朝鮮の女性も、ついには愚直な韓国の独身男に少しずつ心を開き始めた。
最初にソクさんが「わたしたちが結婚できたらどれほどいいだろうか」という話をすると、Aさんは「同志、冗談もうまいのね」と笑って済ませた。そんなAさんも、時間が経つにつれ「そうなったらいいけれど、果たしてそうなるか…」と溜息をつく日が多くなった。
今年5月、金剛山特区で出会ったソクさんは、「彼女のことが胸にじわじわと染み込むようだ」と語った。「本当に結婚できる、という確証はなかった。彼女のことを見ているだけで良かった。できるだけ長く見ていたい、長く心に留めておきたい」
「両親はこの事実を知らない。息子が北朝鮮の女性に心を奪われたということを知ったら、ひっくり返るだろう」と語るソクさん。一度、母親に冗談で「北朝鮮の女性はとてもきれいだから、嫁にするのはどうだろう」と聞いてみたことがあった。すると母親は、最初は「気違い」と言っていたものの、「北朝鮮政府が許してくれればどうにかなるだろうか」と答えたという。
北朝鮮政府の視線を避け、二人の交際は2年間続いた。ついには独身男の胸の内を哀れに思った会社が乗り出し、北朝鮮の政府機関に二人の結婚を提案した。北朝鮮側からさしたる反応が見られない中、周辺では初の「南男北女」夫婦が誕生するかもしれない、という期待が高まった。
しかし7月11日、北朝鮮軍が韓国人観光客に放った2発の銃弾は、南男北女を永遠に引き裂くことになってしまった。ソクさんは金剛山を離れ京畿道加平地域の開発チームに配属され、Aさんが勤めていた食堂は閉鎖された。事件後、韓国の観光客がいなくなったためだ。ソクさんがチームを移った7月15日、Aさんが働いていた食堂の従業員らもまた、金剛山特区を離れた。
カップルは別れのあいさつを交わすことすらできなかった。ソクさんは今でも金剛山特区をしばしば訪問するが、もうAさんと会うことはできない。先月29日、記者の電話インタビューに対し、ソクさんはこのように語った。「全てが夢だったかのようだ。いつか良い思い出になるだろう」
呉允熙(オ・ユンヒ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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