★久方ぶりのメール、「月刊中央」に掲載されたタイトルの記事が添付されていた。南北関係を至近距離で長く見続け、記録、分析してこられた統一のプロならではの文章だ。
例によって一読、ぼくのハートに響いた部分だけを乱暴に抜粋し、以下に載せる。 N
精密分析| MB政府の最後の選択
‘戦略的忍耐’より‘戦略的介入’への転換を
元統一部次官 李鳳朝
キム・ジョンウン体制がスタートした。韓半島周辺国らの動きがあわただしい。
米国は北朝鮮のウラニウム濃縮施設稼動中断に、日本は北朝鮮と秘密接触に取り掛かった。
中国は最初から北朝鮮の後見国であることを自任、活動半径を広げている。
そして、わが政府が探さなければならない現実的対処方向は何か?
…
● ‘戦略的忍耐’は、北の崩壊を待つ戦略だ。…
今後は‘戦略的介入’の戦略を駆使すべきだ。
南北間実務会談を通した対話局面を作り、一方では南北高位級会談で天安艦・延坪島問題をはじめとする南北間の諸懸案に対する議論を始めることだ。
この会談は2月16日キム・ジョンイル誕生行事などを考慮、遅くとも2月中旬中に開き、韓米合同軍事訓練計画を北側に知らせ、反発を最小化しなければならない。
1992年にも南北関係の進展のために、韓米合同軍事訓練を取り消したことがある。 1991年12月南北基本合意書が合意するというのに直ちに軍事訓練を強行できなかったためだ。
近い将来北米交渉が順調に続く場合、ここで韓米合同軍事訓練が議論されることもある。 現実的に難しく見えるが、もし南北高位級会談が開かれて米国が訓練と関連して先制的措置を取る場合、北朝鮮を対話局面に縛っておく最も確実な方案になるだろう.
…
このように北朝鮮崩壊論を内蔵した‘戦略的忍耐’を‘戦略的介入’政策に切り替えていくならば、北朝鮮の核問題解決の進展と北朝鮮の安定的管理が可能になるだろう。
●結論的に,原則を貫徹しようとするなら柔軟性を失わない政策駆使が切実に要求される。
核心は既存の先後構図(先核後統一)を並行構図に戦略を変えることだ。
そうしてこそ私たちが局面変化を主導できる。 こうして、北朝鮮だけではなく東北アジア全体の力学的構図と各国の利害関係を考慮し、南北関係転換対策を講じるべき時だ。
すでに周辺国家は北朝鮮の安定的変化が、それぞれの国益に符合するという観点で動いている。
日ごとに状況が変わる。
私たちの積極的対北朝鮮政策が、今切実に求められる。 今年統一部業務報告で、能動的対北朝鮮政策を目標に設定したが、コトバだけでなく行動で見せなければならない。
今から動かなければならない。 動けば道は拓かれる。 そして平和と安定を望む国民の希望に応じることになる。
さらに今年周辺主要国家で権力交替が予定されている。
2012年が持つ歴史的意味と情勢の変化を勘案して、現政府の言葉どおりの能動的対北朝鮮政策を期待する。
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