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新検察総長、"従北左翼勢力との戦争"宣言

2011年08月15日 | 南域内情勢
ハン・サンデ検察総長就任、"従北左翼勢力との戦争"宣言

2011年08月13日(土)tongilnews.com


ハン・サンデ新任検察総長が12日就任辞で、‘従北左翼勢力との戦争’を宣言した。

ハン新任総長は
“私は今日検察総長に就任しながら、3大戦争を宣言しようと思う”として
“一つは不正腐敗との戦争、二番目は従北左翼勢力との戦争、最後に内部の敵との戦争”と明らかにした。

検察総長が就任辞で従北左翼勢力との戦争を宣言したことは異例なこと。それも就任辞は、ハン総長が直接作成したという。

ハン総長は
“従北左翼勢力を根絶しなければならない”として
“自由民主的価値が証明されて久しい。まだ北朝鮮に対する迷妄から抜け出すことができない人々がいるならば、これは国家的不幸”と話した。

彼は“北朝鮮を追従・称賛し得する集団を放置するのは、検察の職務遺棄”として“この地に北朝鮮追従勢力があるならば、これは当然報復され除去されなければならない”と強調した。 また“それが私たちの統一基盤を用意する近道”とも。

彼は“もう一度公安力量を整備して、一糸不乱な捜査体制を構築して、積極的な捜査活動を展開しなければならない”としながら“従北主義者らとの戦いに、目をそらし後退することがあってはならない”と話した。



ハン総長が異例的に‘従北左翼勢力との戦争’を宣言した背景について、
一部では"用語定義さえ不確かな'従北左翼勢力'が法律的に何を意味し、包括範囲が何か明確にしなければならない"としながら
来年総選挙.大統領選挙など主要政治日程を控えた状況で、政治的に悪用されてはいけないという憂慮が指摘されている。

ハン・サンデ新任検察総長は国会聴聞会で、二人の娘の偽装転入を認め“深く反省している”とし、兵役免除疑惑なども提起されて野党のボイコットで聴聞会通過が困難だった。その状態で12日イ・ミョンバク大統領は、任命状を授与した。

●ぞーっとする新検察総長の発言…。

今日は8月15日、解放66周年の日だ。しかし解放後南では、米軍政下で親日派が保護、登用、李承晩による大韓民国の建国が宣布され、今日に至っている。
これまで韓国では“パルゲンイ(赤)”、“パルチザン”、“チャパル(左翼の赤)”と言えば憎悪、打倒の対象であった。長編小説『火山島』(金石範作)に描かれた西北青年団が、拷問殺戮した無辜の民を“パルゲンイ”だったと処理した時代があった。パクチョンヒ、全斗煥の時代もその延長線上にあった。
そして迎えた2000年6.15、憎悪と報復の歴史に終止符を打って、北との協商と和解、統一への道を開いた。

そして、この検察総長の発言。“パルゲンイ”からさらに進んで“従北左翼”、“従北主義”等の意味不明な新語を使い、6.15以前の社会へと逆行する意思を明確にした。
チョヒョノ警察庁長官、ハン新検察総長を揃えて、李明博は何を企んであるのであろう。
底知れぬ不気味さをたたえた笑みを浮かべ、今日8.15記念祝賀演説を行う。


補足ー確か民主党の孫ハッキュ代表も“従北左翼”云々の発言をされたことがある。その後、発言に遺憾の意を表明、チョン最高委員と和解したが、どうも民主進歩を名乗る勢力の中にも、混乱が広がっているように思える。



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