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早いもので、6.28講演集会まで、あと一週間となった。
今年の6.15記念集会に林東源先生を招くことを計画したのは今年初めのこと。
そのころは、ただ、先生のお話をみんなで聞こうという“だけ”のことだった。
それから約半年、講演会を目前に控えた今は、ただ聴くなどということが許されないような情勢になってきた。
金大中と盧武鉉の時代に南北で培ってきたすべてのものが崩れ去ろうとしている。
そればかりではない。ブッシュが退場してオバマ政権になったことで淡い期待を抱いたというのに、李明博が音頭を取って米日韓軍事同盟を強化しながら北を圧迫するように仕向けている。
韓国国内では、強権政治がよみがえり、民主主義は形骸化されている。たまりかねた人々は、大学教授や仏教界など、80年代民主化運動を上回るほどの人々が連署した『時局宣言』を発表しながら李明博政権に再考を促しているが、ブルドーザーの異名を取る彼の耳には届くことはないようだ。
また、海外同胞に大きな役割が課せられているように思う。
三千里鉄道は、6.15共同宣言を受けて結成されたささやかな団体に過ぎないけれど、6.15共同宣言がこのように無残に踏みにじられてしまうのを黙って見ているわけにはいかない。
まずは、6.28集会に、一人でも多くの人に集まっていただき、そして、海外同胞の私たちが今すべきことをともに考え討論したいと思う。
それと、総会の準備も…。
鉄道も緑化も、結局は平和定着なくしては、一歩も進まない。ガンバロー!