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★ハンギョレの記事だ。著者の顔写真入りでわりと大きく扱われていた。明日購入して読んでみるつもりだ。N
オモニの人生、日本の心を打つ
出版10ヶ月で33万部を記録
姜尚中東大教授のノンフィクション
ハン・スンドン記者
日本の読書界に‘オモニの熱風’が静かに吹いている。 波瀾万丈だったあるオモニの生涯を淡々と描いた一冊の本が、出版10ヶ月目に販売部数40万に肉迫している。
集英社が昨年6月出版したこの本は、題名が<お母さんーオモニ>。 主人公は日帝末期慶南鎮海市郊外に住んだ‘ナガノ・ハルコ’. 彼女の実名は禹順南.
太平洋戦争が始まった1941年春、桜の花散る時期に1男4女の長女であった彼女は、口減らしで泣きながら故郷を後にした。 その時、年齢16才.
…
日本敗戦後、分断・戦火の祖国に帰る機会さえ失ったまま、当時26才の夫カン・デウ氏とともに九州熊本まで流れて行った。
それから30年が過ぎた。 見慣れない土地で闇市行商、マッコリ密造、豚飼育、廃品・屑鉄収集などで、生活の基盤を積み上げた。
やっと暮らせそうになった時、カン氏が先に逝き、2005年4月ついに彼女自身も逝った。
こんな在日同胞1世女性とその一家の話が、今日本で読まれている。 フィクションでなくノンフィクション、 だが小説的な一つの文学作品に仕上がった。
出版社担当編集者・落合氏は去る3日、<お母さん>が33万部以上を記録した、 在日同胞の話だから在日同胞が読むだろうと思われたが、“圧倒的多数の読者は日本人”といった。
お母さんを示す漢字‘母’、その下にカタカナで‘オモニ’と付けて表題とした。
<お母さん>は日本でも韓国でも、今は消えて行く在日同胞1世らの人生の記録であり、ザイニチの目で読んだ戦後日本の社会史でもある。
これはまた、在日二世が一世に捧げる献詩であり、自己のアイデンティティを訪ねる記録でもある。
著者 カン・サンジュン氏は
“10年前なら多分読まれなかった”としながら、それだけ日本社会も韓国社会も変わった、 高い自殺率と失業率などで表出された高度成長の挫折感を共に体験していることで、受け入れられたのかも、と話した。
オモニの人生、日本の心を打つ
出版10ヶ月で33万部を記録
姜尚中東大教授のノンフィクション
ハン・スンドン記者
日本の読書界に‘オモニの熱風’が静かに吹いている。 波瀾万丈だったあるオモニの生涯を淡々と描いた一冊の本が、出版10ヶ月目に販売部数40万に肉迫している。
集英社が昨年6月出版したこの本は、題名が<お母さんーオモニ>。 主人公は日帝末期慶南鎮海市郊外に住んだ‘ナガノ・ハルコ’. 彼女の実名は禹順南.
太平洋戦争が始まった1941年春、桜の花散る時期に1男4女の長女であった彼女は、口減らしで泣きながら故郷を後にした。 その時、年齢16才.
…
日本敗戦後、分断・戦火の祖国に帰る機会さえ失ったまま、当時26才の夫カン・デウ氏とともに九州熊本まで流れて行った。
それから30年が過ぎた。 見慣れない土地で闇市行商、マッコリ密造、豚飼育、廃品・屑鉄収集などで、生活の基盤を積み上げた。
やっと暮らせそうになった時、カン氏が先に逝き、2005年4月ついに彼女自身も逝った。
こんな在日同胞1世女性とその一家の話が、今日本で読まれている。 フィクションでなくノンフィクション、 だが小説的な一つの文学作品に仕上がった。
出版社担当編集者・落合氏は去る3日、<お母さん>が33万部以上を記録した、 在日同胞の話だから在日同胞が読むだろうと思われたが、“圧倒的多数の読者は日本人”といった。
お母さんを示す漢字‘母’、その下にカタカナで‘オモニ’と付けて表題とした。
<お母さん>は日本でも韓国でも、今は消えて行く在日同胞1世らの人生の記録であり、ザイニチの目で読んだ戦後日本の社会史でもある。
これはまた、在日二世が一世に捧げる献詩であり、自己のアイデンティティを訪ねる記録でもある。
著者 カン・サンジュン氏は
“10年前なら多分読まれなかった”としながら、それだけ日本社会も韓国社会も変わった、 高い自殺率と失業率などで表出された高度成長の挫折感を共に体験していることで、受け入れられたのかも、と話した。
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