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南北労働者の「統一サッカー大会」

2015年10月01日 | 三千里コラム

「南北労働者統一サッカー大会」の南側地域予選(2015年5月)



9月30日付『統一ニュース』に掲載された記事を紹介します。(http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=113847)


南北の労働者3団体、「南北労働者統一サッカー大会」の開催に合意
10月下旬にピョンヤンで開催。10月13日、開城で実務協議



南北の労働者3団体は9月30日、10月下旬に平壌(ピョンヤン)で「南北労働者統一サッカー大会」を開催することで合意した。

この日、開城で実務協議を進めた南側の『韓国労総』および『民主労総』と、北側の『朝鮮職業総同盟(職総)』など労働者3団体は、10月下旬のピョンヤン大会開催に合意した。そして大会の成功的な開催に向け、10月13日、開城で再び実務協議を開くと明らかにした。

この日の実務協議に関しては北側の『職総』が9月16日、『韓国労総』と『民主労総』に対し“南北労働者3団体が今年中の開催を決議した「南北労働者統一サッカー大会」を、10月下旬にピョンヤンで行い、そのための実務協議を来る9月30日、開城で開きたい”と提案していた。

『韓国労総』と『民主労総』の代表団は30日午後、実務協議を終えた帰途に「南北労働者3団体の実務協議結果」を発表している(全文は記事の末部を参照)。

実務協議に参加したのは、南側から『韓国労総』のチェ・ドゥファン統一委員長外3人、『民主労総』のパク・ソクミン統一委員長外2人など計7人。北側からは『職総』中央委員会のホン・グァンヒョ統一部委員長および職総幹部など5人が参加した。協議は開城の民俗旅館で、午前10時から午後3時まで開かれた。

先立って韓国政府統一部は9月25日、パク・ソクミン『民主労総』統一委員長とチェ・ドゥファン『韓国労総』統一委員長ら7人(民主労総3人、韓国労総4人)の代表団に対し、開城実務協議に参加するための北朝鮮訪問申請を承認した。

韓国政府は去る4月末の実務接触を不許可にしたが、今回は両労総の北朝鮮訪問を承認し、開城での実務協議が開かれたわけだ。政府関係者はその背景として、南北当局間の『8.25合意』を誠実に履行するという側面などを考慮したと説明している。『8.25合意』もは、「多様な分野の民間交流を活性化させる」と明記されている。10月下旬に開催予定の「南北労働者統一サッカー大会」に対しても、必ずしも否定的ではない雰囲気が伺える。

チョン・ジュンヒ統一部スポークスマンは、9月30日の定例ブリーフィングで「南北労働者統一サッカー大会」の承認に関し、“合意事項、合意内容などを南北関係の全般的状況を考慮して、総合的に検討することになるだろう”と話した。


<南北労働者3団体の実務協議結果>(全文)

1.南北の労働者3団体は『8.25合意』を積極的に歓迎し、民族の和解と団結、平和と統一に向けた民間の交流・協力を拡大するために、あらゆる努力を傾ける。

2.このために南北の労働者3団体は、10月下旬にピョンヤンで「南北労働者統一サッカー大会」を開催することで合意した。

3.また、「南北労働者統一サッカー大会」の成功的な開催のために、来る10月13日、開城で実務協議を開催することにした。


                          2015年9月30日

                          韓国労働組合総連盟

                          全国民主労働組合総連盟

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