美山たそがれメール

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呟き紋次郎(4)

2018年02月08日 | 日記
今日も朝は冷え込んだがいい天気だった。テレビはオリンピックと北陸豪雪の映像ばかり流れています。自然災害に勝てないと、いつも実感させられます。午後は生協が来ました。

僕はとうとう自分の足で立てなくなりました。ほとんど寝たきりの生活になってきました。おしっこがしたくなると泣いてお母さんに告げます。お母さんはまず玄関の戸を開け放し僕を抱えて雪の上に置いてくれます。ここ数日の冷え込みでスケートリンクみたいになっています。僕は3本足で滑っています。おしっこをしたあとは雪を舐めます。冷たくて気持ちがいいです。少しの間遊びますが、お母さんは僕をずっと見守ってくれます。10分ほどするとまた僕を抱っこして家の中まで運んでくれます。布団に寝かせていつも言います。「紋ちゃん、老衰で穏やかに死寝たらいいのに。癌になって痛みで苦しむなんて。それに歩けなくなったことはつらいよね」と。夕食は鶏肉のおかゆを炊いてくれました。お母さんは本当によくしてくれます。ありがたいことです。僕はいつまで生きられるのでしょうか?

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