刺し子の模様
伝統的な模様にこだわって制作しています
伝統的な模様には名前や意味があります
遠い昔から現代に伝えられた模様に込められた思いを紹介します
第七回は 『七宝(しっぽう)つなぎ』
七宝は同じ大きさの円周を四分の一ずつ重ねて繋いでゆく文様で、
有職文(平安時代の公家階級が使った伝統模様)では「輪違い」と呼びます
七宝とはもともと仏典での用語で、
大変貴重だった七珍(金・銀・瑠璃・玻璃・珊瑚・めのう・しゃこ)のことです
この文様と仏教用語の「七宝」との関係についてはあきらかでなく、
諸説ありますが
古くは「四方襷(しほうたすき)」という呼び名もあり、
その「四方(しほう)」が「七宝(しっぽう)」へと変化したという説が有力です
平和や円満を意味する輪が連なることから吉祥文様として好まれ
家紋や着物の柄にも多く用いられてきた文様です
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