今回、ぱそこん教室の生徒さんが漢詩の本を出版しました ヽ(゜Д゜;)ノ!!
B5版のハードカバーで箱入りです
全380ページの写真入りの立派な本
同じ町内の方で以前から漢詩を紐解いて研究していた様です
私より10歳も先達だが頭が下がります
小松市史が編集され、第七巻に『文藝編』が発行された。
『文芸編』が単独で出版されるのは珍しく、小松ではそれだけ
文藝が盛んであったと言える。
その第三章に漢詩の部があり編集委員の葩舟(はしゅう)大西勉氏によって
多くの漢詩が発掘された。
今江町の金戸家に『雙石詩藁乾坤』が保存されているのを見出し
市史に掲載、注目を集める。
この作品が新進の漢詩人、能登梯舟(ていしゅう)に読み解かれる
意訳が完成し成果に感嘆した金戸善之氏の快諾を得る
漢詩は難しい物、分かり難いものとして敬遠されて来たが
その意訳の素晴らしさによるところが大きい・・と
今江町文化協会 金戸隆幸氏から冒頭言が寄せられています
ぱそこん教室には始め奥さんが参加されていたが
遅れて旦那さんも出席されるようになった
PCは以前から使っていた様だが私と一緒で
サラリーマンでないので必然的に自己流となります
本を出版するに当たり大方出来上がっていたのを
見栄をもう少しどうにかならないかと質問された
色々と試行錯誤した跡が伺えました
漢字にルビをふると行間が不揃いになるので
その部分だけ行間固定値を使って行幅を整えます
スキャンで取り込んだ画像の文字に詩の韻字の印に図形の〇を入れたり・・と
少しばかりアドバイスしたお礼に立派な本を頂きました
もう少し早くぱそこん教室に参加して頂ければ
少しは苦労するのが緩和されたと思います
太い文字はスキャンで読み込んで下に直訳が書いてあります
左横には【詩意】として分かり易いように詩の説明が乗っている (^_^)/
漢詩と云えば高校生の時に古文とか漢文を習った
その時に五言絶句や七言律詩があった
いま改めて漢詩でNet検索したら
絶句とは4行から成り立つ漢詩で律詩は8行からなると今頃わかった (^_^;)
如何に当時は授業を適当に聞いていたか分かる (笑)
故に五言律詩や七言絶句もある
金戸雙石詩藁抄は七言絶句が主です
上は那谷寺を詠んだ七言絶句
この金戸雙石独特のくずし字を読み解くのは大変だった思います
例えば飜(ハン、ホン)
現在のひるがえる→翻る 飜は単漢字にあります
上は分かり易いように切り取って横に並べて見た
右のくずし文字は凡人の私にはとても読めないが
丁寧にルビをふってある当用漢字ではそれなりに分かる
詩意での解説は小学生でも漢詩の意味が分かって嬉しい (*^^)v
内輪話として本を出版するに当たり当地の印刷会社3社に
見積もりを取らせたところ高額だったので
Netで業者を探して決めたようです
これは息子さんがPCやNetに詳しく、申し込んでくれたらしい
本の出版は一般的に200部が最低だそうです (^_^;)
個人出版でちょっとした車が買える
・・と笑って話されていた ヽ(゜Д゜;)ノ!!
4月から消費税が上がったのでその前に出版出来て良かったですね
この本を頂いたので分厚いが完読しようと思います
少しでも漢詩の面白さが分かれば良いのだけど・・
このブログを書くに当り先ず金戸雙石(かねとそうせき)の【雙】の字が人名変換でも出ない
そんな時は沢山ある単漢字で探すより手書きで書いた方が速い
また金戸雙石は何回も使うので「かねと」で短縮登録をした
人名は読み方が分からないので自分なりに単語登録をする
漢字は読めなくても登録は出来ますよ (笑)
また乾坤(けんこん)とは天地の意味
現在は余り使わないが乾坤一擲(けんこんいってき)とは
運を天にまかせて、のるかそるかの大勝負をすること
ぱそこん教室でそのNさんから少し漢字についてレクチャーを受けた
中国から伝来した漢字には抑揚がある
4隅一カ所にはその印があるとの事
正信偈の様に上げたり下げたり・・
道理で中国の言葉にはイントネーションがありますね (^_^;)
大部分の漢字は中国から伝来したが日本固有の漢字もあるらしい
【峠】は漢字を見て直ぐに山を上がったり下がったり・・と日本らしい漢字です (-^艸^-)
日本で作られた漢字は「国字」と云うようです
【畑】、【辻】・・例外もあるが音読みがない
音読み=中国読み 訓読み=日本読み "φ(・ェ・o)~メモメモ
4/10に中日新聞から金戸雙石詩藁抄出版の記事がNet上にもリリースされました (*^^*)
詳しく書いてありますので閲覧はここからどうぞ
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