今日のわたくしゴト

今日書いておきたいこと。

また、テンプレート、変えてみました。

NHKハイビジョン 夢の美術館 工芸100選

2007年01月29日 00時21分48秒 | 今日のわたくしゴト
紙好きには、たまらない。
マーブル紙もいいよね。

竹下景子さんが美しい。
コメントも、お衣装も、佇まいも。

渡辺満里菜ちゃんもキレイ。

http://www.nhk.or.jp/yumebi/index.html

作品番号60 ファブリアーノ 白黒透かしの紙
イタリア・ファブリアーノ紙と透かしの博物館。
透かしの技術は、ヨーロッパにもあるんですね。
光にかざすと浮かび上がる、聖母子像。
あの紙、触ってみたい。

作品番号62 金唐革紙
旧岩崎邸庭園 所蔵のものなんですね、HPにアップされてるのは。

作品番号63 三十六人家集
西本願寺所蔵。

書道では、お手本として写真を見慣れた三十六人家集。
表紙が、ボロで、びっくり。

雲母を使った「きら刷り」。メモメモ。
私がお習字で使っている光沢ある印刷は、
この「きら刷り」のフェイクなわけですね、、、。

ああ、紙の博物館行きたくなってきた、、、。

ゆれる

2007年01月29日 00時09分23秒 | cinema
「それでもボクはやってない」に続き、
「ゆれる」、、、。

いま、自分の失業を目の前にして、
人生の重さを考えさせられる2作です。

人生の重さ。
日常生活の中で、分かっているようで、分かっていないこと。
映画のなせる技&業ですね。

「プラダを着た悪魔」の一人スクリーン占有状態に比べ、
今日は、10人くらいで、大入り。

映画館ではあまり見かけない、
おじいさんな観客もいらっしゃって、
やはり、賞を取った話題作は違うのかしら。

ちなみに上田に「ミス・リトル・サンシャイン」は来るもよう。

閑話休題。
「ゆれる」のエンドロール。
是枝監督や、シネカノンの李さんなど、そうそうたるメンバーのクレジットが。

クレジットの中にあった、キタキ マユさん。
何かのドラマのエンディングテーマを歌っていた方のような、、、。

「ゆれる」は、
このキャスティング無しでは、
成しえないタイプの映画ですね。

「メソン・ド・ヒミコ」に続き、
ろくでなしをやらせると、今のところ右に出るもののいない
弟役のオダギリ ジョー氏。

キム兄。
畳み掛けて、話の分かる検事のように見せおいて、
鋭く切り込み、叩きつけるイヤらしさが、
キム兄のキャラクターにピッタリ。

ヒロインの真木ようこさんの清潔感。

香川照之さん。
香川さんの表情なくして、成り立たない映画ですね。
最後の「兄ちゃん、ウチに帰ろうよ」。
あの香川さんの表情とバスのタイミング。
なんていいタイミングでフィルムが切れるんだろう、、、。

映画監督は、コマ数で、時間の過不足が分かるそうで、、、。

兄と弟。
地方の小さな町と東京。
出て行った者と残った者、残された者。
内と外。
それぞれの対比。

そして、逆転する立場。
「お前が、いつも言ってることだ」
「らしさ」というペルソナから外れる行動をされると、怖い。

「それでもボクはやってない」は、
弁護士が、裁判長に向かって、左
検察が右でしたが、揺れるは逆。

実の弁護士(父の兄)が裁判長に向かって右。
検察のキム兄が左にいました。

「それでもボクはやってない」を見てから、
「ゆれる」を見ると、色々分かるので面白いです。

「チャングムの誓い」を見てから
「王の男」を見ると分かりやすいのと、ちょっと似てるかも。

別項目の
「それでもボクはやってない」のコメントに
rukoさんが、
>>「私はあれだけリアルに法廷や警察でのやりとりを再現したことに素直に感動してしまいました。」
と書いてくださいましたが、

描く主題が違うので、単純な比較はできませんが、
「それでもボクはやってない」は、リアルさを追求した
裁判の現状を知らせるためのノンフィクション風な仕上がりです。

「ゆれる」のほうが、物語性というか、フィクション性の高い法廷劇で、
劇成分が高いです。