わたしのひとりごと

日々感じたことを!

老い 終末を考える

2016年08月21日 | 季節
連日の酷暑、今年の夏は厳しいです。

特養にお世話になっている88歳の実母、14日から軽い熱中症で、熱を出したり・食欲・気力も衰え、車椅子に座っても、もたれかかって辛そうです。
水分補給を勧めますが、トイレに行くのが面倒くさいと、なかなか水分を取ってくれません。
少し心配で、水分補給ができるよう果物を持って、頻繁に様子を見に行きました。

施設の看護婦さんと相談し、20日に施設のかかりつけ医の所で、少しでも体が楽になる様、点滴を受けさました。
妹や義姉や家族と相談して、決めた事です。
施設から医院へ来た時、母に説明しました。
診察に入るとすぐ、先生や看護婦さんに「90にもなる私に、何もして欲しくない、仕方がない!」診察や点滴を拒みました。
説得して、何とか点滴をし、施設へ戻りました。昼食も少ししか食べてくれません。
私には、早く家に帰る様、言います。

今日午前中、母を見舞いました。昨日の点滴が少し効いたのか、しっかり食堂の椅子に座り、歩行機で歩けるまでに、回復しました。出された紅茶も、飲みきってくれました。
昨日差し入れておいた、なし・ぶどう・飲む果汁ゼリーも、食べたそうです。

母の思いと私たち家族の「少しでも楽にさせてあげよう」との思い、むずかしいです。

16日にわかったのですが、私が1歳から6歳まで過ごした家のご近所のおばさんが、1ヶ月ほど前から、母と同じ特養に入ってみえました。
92歳で1人暮らしでした。心配した息子さんが、入所を決められたそうです。
私の顔を見てみ、分からない?私の覚えてる範囲で色々話したら、記憶が蘇ったのか、涙を流しながら、喜び、色々話してもらえました。
3人の子供さんがみえますが、娘さんは30代で病死し、2人の息子さんは、忙しく面会も少ない様です。
母にも話し、10年?ぶりに2人は若かりし頃の苦労話しに、花が咲きました。

施設の職員さんも、2人の結びつき、昔話をする2人の姿、驚いてみえました。
2人の関係が、いい刺激になるといいと思います。

昔ご近所のおばさん、私の結婚の時・父が心筋梗塞で入院した時・おじさんのお葬式・母とデーサービスが同じ所だった事・同じ特養の入所、途切れてもおかしくない縁、50年以上繋がってます。

6歳の記憶はほとんどありませんが、両親からおじさん・おばさんに、ご飯を食べさせてもらったり、銭湯に連れてってもらったり、可愛がってもらった事を聞いてます。

これからは、母の施設へ見舞う時、おばさんにも声を掛けようと思います。

老いと終末を考えさせられた、1週間でした。

長い記事になってしまいました。悪しからず⁉︎