1160)房総ワンデイハイク 佐倉市臼井（８景目 臼井城跡）

　紅葉はすっかり話題にならなくなりましたが、通勤途上の新宿界隈のイチョウは今が見頃を迎えています。整然とならんだイチョウの下を奉公先へ向かうのですが、黄葉真っ盛りの木の隣りが青々（緑々？）としているのは毎年不思議です。風の流れ方等で差が出てくるのでしょうか？


　「房総ワンデイハイク」佐倉市臼井の続きです。前回ご覧いただいた星神社を含む一帯は、臼井城跡でもあります。臼井は1114（承久２）年に千葉常兼の三男常康が治め始めましたが、臼井城は14世紀中頃に設けられたそうです。

　ご多聞にもれず、城跡は臼井城跡公園になっており、星神社側から続く道から入ると目の前に現われるのが二の丸跡です。


（臼井城跡　－佐倉市臼井田 2011/10/16－）

　臼井城を巡っては幾度も戦いがあり、戦国時代の1566（永禄９）年には上杉謙信が北条氏の中心となっていた同城を攻撃しましたが、敗退しています。このことが「千葉の歴史散歩（山川出版）」で「上杉謙信もおとせなかった臼井城」というタイトルになっているのですね。

　その後、1590（天正18）年、徳川家康は彼の武将だった酒井家次に臼井城と臼井領３万石を与えましたが、1604（慶長９）年に高崎へ転封されたので廃城となりました。


（臼井城二の丸跡　－佐倉市臼井田 2011/10/16－）

　親子連れがキャッチボールをしたり、家族で弁当を広げているのが似合いそうな二の丸跡でしたが、日曜午後の公園には誰も居ませんでした。おかげでゆっくり弁当を広げることができました。




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