2日前の夕方
仕事終わりの携帯電話に着信あと
こないだお邪魔した私の大好きなレストランからだった
何事かと電話してみる
「先日、お店を閉めると言ってましたが事情が変わり続けることになりました」とのこと
「常連さんで60代のご夫婦がいらしてその奥さまが闘病中でもう余命宣告もされてます
その方のご主人が必ずもう一度食べに行くから店を閉めないでほしいと頼まれました」「今朝はその奥さまからメールも頂き...一年以上前から考え抜いたことだったんですがもう少し開けて頑張ることにしました」
でしょー
あんなに美味しくて心を動かすお料理の良さが分かる人はやっぱりいた
死ぬ前にどうしても食べたいと思ってしまう力を持ったお料理
ほんとに凄い
電話でその事をお伝えしまた近々寄せてもらいますといって電話を切った
同名の小説にでもできそうな話
小さい小さいレストランだけど
大切なドラマや思い出が沢山ある
私たちが一口ずつゆっくり味わいながら飲むスープ
きっと同じ様に味わってらしたに違いない
その奥さまが体調を整えられて美味しくコースを楽しまれます様に
そして私たちはクリスマスバージョンのフレンチを楽しむことを決めた
今から楽しみです
