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★ 新藤悦子さん著作の「青いチューリップ」を読み終えました。この本は、新藤悦子さんの応援サイトで紹介されており、SDTMもこのサイトに触発されて、手にした本です。詳しい解説はそのサイトにお任せして、SDTM自身の書評だけ書き込みしますね。
新藤悦子さんのテリトリは「トルコ」で、今回の「青いチューリップ」の舞台も同様です。チューリップの原産地はトルコ~中央アジアに跨ります。オスマン帝国のスルタン(王様)に中央アジアにある「青いチューリップ」を献上しようする親子が出てくるのがこの本のスタートです。この球根を持って都イスタンブールへ到着するも、スルタンに献上するまでに至らず、植物学者のもとに身を寄せることになり、子はそこで学者と共に「青いチューリップ」の青さに磨きをかけることになり、数年後それが実現するも学者の判断で、棄てることになってしまい、、その学者と子供のそれぞれの流浪がはじまる、、、
これ以上は、この本を読もうと言う方に失礼なので割愛させて頂きます。まあ、スルタンに纏わる新廟建設に絵師が出てきて、アラビアの独特の抽象化された幾何学紋様が出てくるんですが、イスラムの偶像否定から出てくる文化として当然なのでしょう。この紋様は自然界にあるものを模して、それを新たな視点で描き直したという事らしいです。この本では、「一度殺して、再度生かす」という非常に抽象的で且つ象徴的な絵師の長の発言がそれに当たり、またサブテーマにもなっています。そうそうネタばれに近い話では、序盤で、植物学者の妻が「この青さがよからぬことを招きます…」というあたり、物語の行く末を暗示させるメインテーマとなっています。上記に書いた流浪がそれにあたります。
ちょっと書きすぎかも知れません。まあご勘弁ください。
新藤悦子さんのテリトリは「トルコ」で、今回の「青いチューリップ」の舞台も同様です。チューリップの原産地はトルコ~中央アジアに跨ります。オスマン帝国のスルタン(王様)に中央アジアにある「青いチューリップ」を献上しようする親子が出てくるのがこの本のスタートです。この球根を持って都イスタンブールへ到着するも、スルタンに献上するまでに至らず、植物学者のもとに身を寄せることになり、子はそこで学者と共に「青いチューリップ」の青さに磨きをかけることになり、数年後それが実現するも学者の判断で、棄てることになってしまい、、その学者と子供のそれぞれの流浪がはじまる、、、
これ以上は、この本を読もうと言う方に失礼なので割愛させて頂きます。まあ、スルタンに纏わる新廟建設に絵師が出てきて、アラビアの独特の抽象化された幾何学紋様が出てくるんですが、イスラムの偶像否定から出てくる文化として当然なのでしょう。この紋様は自然界にあるものを模して、それを新たな視点で描き直したという事らしいです。この本では、「一度殺して、再度生かす」という非常に抽象的で且つ象徴的な絵師の長の発言がそれに当たり、またサブテーマにもなっています。そうそうネタばれに近い話では、序盤で、植物学者の妻が「この青さがよからぬことを招きます…」というあたり、物語の行く末を暗示させるメインテーマとなっています。上記に書いた流浪がそれにあたります。
ちょっと書きすぎかも知れません。まあご勘弁ください。
植物界の幻の青色をお話のテーマになさった新藤様のセンスなのでしょう~
まざあぐうすさんのこのサイトは、とても関心あります。かつて、少しだけかじった児童書の世界が蘇ります。
ブログの「SDTMの気まま空間」をリンクさせていただきます。ブログのご承認ありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。
気楽にお付き合い下さいませ。
リンクの申出、有難う御座います。
「SDTMの気まま空間」への
相互リンクということで御願い
します。今後とも宜しくです。
『空とぶじゅうたん』(日本ヴォーグ社)は、児童書としては、難しいかな・・・?私は、大人向けの絵本としての復刊を希望しています。ジミーさんの絵本も本当のところは、子どもには少しむずかしいような・・・ジミーさんの絵本は絵にもメッセージが込められているので、子どもでもOKなのでしょうね。
『空とぶじゅうたん』もこみねゆらさんの絵は、きっと子どもにも理解できると思います。それはそれは、すばらしい挿絵です。
『青いチューリップ』は、児童書でも小学校高学年以上を対象に書かれたようです。大人にも十分読み応えがあるというか・・・大人の方でイスラム圏に関心のある方など、はまってしまいそうな内容だと思います。
ぜひ、お読みくださいませ。
SDTMさん、コメント欄をお借りしました。
SDTMさん、山猫編集長さん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
これって、ほんとに絵本ですか?
児童文学向け?・・・それだとしてもちょっと深い内容にびっくりです。
ちょっと、言葉にでません。
どうしましょう?・・・やはり読んでみるしかありませんかね。
どこがどうなっているやら、まさしく予想外でした。とほ。
--(や)--
ューリップですね。SDTMさんのお宅で育てられたのでしょうか。初めて見ました。お写真、そして、書評、トラックバック、本当に嬉しいことばかり・・・心よりお礼申し上げます。
「一度殺して、再度生かす」という言葉、確かに重要なテーマであることに改めて気づかされました。もう一度、そのことを頭の隅において、読み直してみます。
いろいろな方のご感想や書評を拝見すると、とてもいい刺激になりますね。共感もそうですし、新たな発見があって・・・、山猫編集長さんを通して、SDTMさんとお知り合いになることができて、とても嬉しく思っております。
『空とぶじゅうたん』や『青いチューリップ』をお読みになられるお子さん、芸術的センスのある
お子さんですね。お子さんのサイトも拝見しましたが、絵の才能を感じました。受賞作品もあり、手先の器用さと同時に、センスのあるお子さん・・・楽しみですね。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
SDTMさんのご家族のサイトかこちらのブログのいずれか、ご了承が得られましたら、私の「ほっと・りんく」にて、ご紹介させていただいてもよろしいでしょうか。
今日、応援サイトから、記事をトラックバックさせていただきました。お読みいただけるとうれしいです。